内容説明
(総破壊)の「イデオローグ」が帰ってきた!「戦後最年少のイデオローグ」として登場してから50年、「新鮮な思想」に飢える現状を前に、再び破壊力を秘めて登場。
目次
1 哲学問答2020(3月―物理力を禁欲的に内包しない思想は憂鬱を分泌する;4月―生存の塹壕戦のような時代;5月―「逃亡」は戦後に対する一個の思想である;6月―政治は嘘を内包する;7月―近代思想は差別そのものである;歴史の事実と歴史の意味は違う)
2 哲学問答詳論(3月―ユンガーと伝説の編集者との出会い;4月―ダダの原理性を確立するためには;5月―半ば永遠の退屈さの漂う最前線;6月―イロニーは世の中にいながらいないようなことだ;7月―アジールとしての東方会;8月―「彼らの兵站はどうなっているのか」)
3 人名・著作名索引
著者等紹介
千坂恭二[チサカキョウジ]
1950年、大阪市生まれ。上宮高校在学中からアナキズム運動に参加、アナキスト高校生連合全国委員長に。伝説の編集者・松田政男から「戦後最年少のイデオローグ」と命名され、「映画批評」「情況」「現代思想」などに執筆。1973年『歴史からの黙示』(田畑書店、2019年、増補版として『歴史からの黙示―アナキズムと革命』航思社が刊行)で注目を浴びる。長い沈黙の後、1995年、立命館大学文学部哲学科に社会人入学。ここでエルンスト・ユンガーの研究を通じて日本ファシズムの源流などに取り組み、ドイツ・ファシズム論と合わせ独自の思想・運動論を展開し、若手に熱狂的な支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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