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出版社内容情報
名古屋とは何か? 茫漠として捉えようのない工業都市の姿をえぐる都市論。
名古屋の街は、いかにして形成されたのだろうか。尾張藩の城下町から戦前、軍需産業の一大拠点として成長し、戦後には右派労働運動=民社党の拠点となる。管理教育の本場としても名高く、一方で俗に「巨大な田舎」と呼ばれる、といった名古屋の形成史と構造、さらに、名古屋における管理社会の形にも着目。歴史、地理、都市構造を把握することで立体的に名古屋のありようを浮かび上がらせることに成功している。
酒井隆史・栗原康両氏 推薦 !
内容説明
都市計画法制定から100年。都市改造の先進モデル地域であった名古屋は、なにを経験してきたのか?近代都市計画、モータリゼイション、ジェントリフィケイション、三つの時代がたどる20世紀名古屋の物語。
目次
はじめに 名古屋という難問
第1章 1918鶴舞(鶴舞公園;帝国主義の時代;名古屋の市区改正事業 ほか)
第2章 1965小牧(国道四一号線;ベトナム戦争の時代―道路をめぐる戦い;名神高速道路 ほか)
第3章 1989世界デザイン博覧会(労働者の党、軍事政権を賞賛する;名古屋国際会議場;アイカ工業の樹脂 ほか)
著者等紹介
矢部史郎[ヤブシロウ]
1971年生。文筆・社会批評・現代思想。1990年代よりネオリベラリズム、管理社会などを独自の視点で理論的に批判。2006年、思想誌『VOL』に編集委員として参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えも
Mealla0v0
臓物ちゃん
晩鳥
toshi