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出版社内容情報
商業アニメであるかぎり、そこにはファンの存在がある。ファンが期待する世界観やキャラクターが設定されることで、その作品は長く愛されるものになる。マンガ・アニメの「戦い」において繰り返し描かれてきたのは、自らを犠牲にし戦うことで存在意義を見出す主人公たち、「戦い」そのものを肯定するために、守るべき者、自分を支配する者とも「絆」で結びつこうとする姿。本書から戦争へと向かう人々の熱狂が聞こえてくるようだ。日本アニメーション学会賞2016奨励賞受賞論文をより読みやすく改稿。
目次
序論
第1章 傷つく身体と戦う物語(キャラクターが持つ一つの身体;“キャラ”の強度を作り出す技術 ほか)
第2章 戦う物語における主人公の身体(転倒される「アトムの命題」;「ジョーの命題」と「科学」の相克 ほか)
第3章 格闘マンガの展開(少年マンガと格闘マンガの親和性;成文法と暗黙の法の対立 ほか)
第4章 サイボーグマンガの展開(ボラーであることの自覚と平和という価値観;劣等感と優越感の混濁が生み出す戦闘共同体の絆 ほか)
第5章 ロボットアニメの展開(「リアルロボット」の登場;ロボットアニメと理想のコミュニケーション ほか)
結論
著者等紹介
足立加勇[アダチカユウ]
学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学博士課程単位取得退学、博士(表象文化学)。2016年6月に、博士論文『日本のマンガ・アニメにおける「戦い」の表象』により日本アニメーション学会・奨励賞を受賞。現在、東京造形大学非常勤講師、学習院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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