出版社内容情報
被害者と親の切実な訴え。なぜ危険なワクチンが導入されたのか、政治的な背景、製薬会社の利益構造を解読。現代人の予防幻想を撃つ。
井上芳保[イノウエヨシヤス]
茨城大学助手、筑波大学・北海道教育大学兼任講師を経て、札幌学院大学教授(2012年3月まで)。2015年、16年、日本女子体育大学非常勤講師。日本社会臨床学会運営委員。著書に『つくられる病』(ちくま新書)、編著『「こころのケア」を再考する』(現代書館)、他。
内容説明
グローバル製薬産業に政・官・学、マスコミまでが一体化し、予防医学・先制医療への欲望が煽られるなか、思考停止が生みだす阿鼻叫喚。
目次
序章 「子宮頸がんワクチン接種被害事件」とは何か―あまりにひどいことが起きている
第1章 娘を元の身体に戻して欲しい―娘が被害を受けた母親たちの悲痛な訴え
第2章 わずかな液体で私は青春を奪われた―被害者および同世代の女子大学生の声
第3章 HPVワクチンは直ちにやめるべき―医師たちによる、その不要性と危険性の指摘
第4章 なぜ、こんな危ないワクチンが導入されたのか―政治とカネとマスコミの動き、そして対米従属構造
第5章 こんな危ないワクチンをまだ勧める「わるいやつら」の考察―医療者の責任と「看護人的状況」を問うために
第6章 「セックス奨励ワクチン」論と「がん予防教育」を再考する―自分の身体をよく知るための性教育、そして普通の生活の勧め
終章 少女たちはいったい何の犠牲になったのか―「考えずに生きてきた、考えては生きられない」のは誰か
付記 その後の娘の生活と苦しみについて―佐藤美也子さん、金澤千世さんの手記
著者等紹介
井上芳保[イノウエヨシヤス]
1956年北海道生まれ。苫小牧東高校を経て、東京学芸大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程修了。札幌学院大学社会情報学部教授(1998年4月~2012年3月)、北海道教育大学・筑波大学・釧路公立大学・日本女子体育大学などの非常勤講師、北海道社会学会理事、日本社会学会研究活動委員などを歴任。現在、日本社会臨床学会運営委員。社会学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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