内容説明
経団連会長が誘拐された!届いた声明文には懐かしの「かい人21面相」の文字が…。スケールを増した21面相が要求した身代金3兆円は、なんと貧乏人への定額給付金!?年末炊き出しに集まった失業者の中からキツネ目の男に厳選された極貧5人組が、知略を尽くして超巨大企業と国家に挑む。衝撃の結末に仰天必至。
著者等紹介
小笠原和彦[オガサワラカズヒコ]
1945年、秋田県に生まれる。中央大学法学部卒業。千葉県野田市役所勤務、雑誌『市民』を経て、工場労働者などの傍ら執筆活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まなちゃんパパ
1
図書館で借りて、あまり期待せずに読んだのですが結構面白かったです。 登場人物が犯人以外は全て実在の人物で(勿論仮名ですが)、色々と楽しめました。 深く考えたらありえないかなとも思いますが、経団連会長を誘拐して貧しい人に身代金を分け与えるという発想は面白いですね。 現在に閉塞感を覚えている人は是非!読んでみてください。2012/01/05
zazo嶋
1
タイトルと装丁通りのあのグリコ・森永事件の犯人をフィクションに登場させたスラップステッィクなクライムノベル...といった感じでしょうか。今回、そのかい人21面相は狙うのは巨大企業の創始者にして経団連会長の誘拐。身代金は3兆円という荒唐無稽なストーリー。この大袈裟な設定はむしろ面白いと思いますが、いかんせん細部の展開が杜撰過ぎて、ストーリーを追っていくのもシンドくなってくる。 ハッカーは万能...とかって何年前の発想ですか?キャラ設定もオリジナリティに欠けていて、どこかで読んだような気になってしまいます。2010/05/17
おおい
0
むちゃくちゃ面白かった。なんでこんな本がうれないのか。2017/09/06
しょぼた
0
タイトルと表紙のインパクトが気になり、ブックオフで100円で購入。内容は面白かったが、全体的にちょっと軽い印象だった。しかし、総理大臣を散々コケにしてるのは笑えた。筆者はよほど麻生さんが嫌いなのかな(笑)。本物のかい人21面祖はどこでなにをしているのでしょうか。2016/10/26