内容説明
森羅万象の神々と共に生き、古よりその言霊を語り継いだアイヌ民族。人生を美しくするカムイの物語は、アイヌ民族が語り継いできた生命と自然の真理。
目次
大地の鼻(岬)
ウラリ・オマ・ナイ
対極からのメッセージ
時代を越える精神世界
湿原は物いわぬ語り部(歴史の証人)
素晴らしい太陽神の国土
水の坐(ペ・ソ)を彩る川
暮らしは大地の恵みから
オヤコッはメルヘンの世界
お告げはカムイの意志〔ほか〕
著者等紹介
チカップ美恵子[チカップミエコ]
アイヌ文様刺繍家。1948年釧路市生まれ。油彩画、アニメーション彩色を経て、アイヌ文様刺繍作家に。2002年第六回女性文化賞受賞(高良留美子創設)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
3
十勝、釧路、知床を旅行して北海道の自然に惹かれ、アイヌ文化にも関心を持ち始めたので、最近ちょこちょことアイヌ関連の本を読んでいる。この本ではアイヌの物語も紹介されているが、より深くアイヌ文化を知りたくなった。2025/01/17
kaizen@名古屋de朝活読書会
1
アイヌの文様を引き継いだ著者。 言霊だけでなく,織物が印象深い。 アイヌの歌,地名、短い昔話がある。 最近亡くなられている。 「チカップ美恵子の世界―アイヌ文様刺繍と詩作品集」 が出ている。 植村佳弘さんが「ぬくもりの記憶」という題で解説を書いている。2012/10/01
こうふく母
0
縄文人とアイヌ文化に興味があって、借りて読んでみたが、アイヌ語には文字がないため、表現するカタカナに慣れなくて、読むのに苦労した。伝わる話は面白いのだが。2023/07/05
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- 和書
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