内容説明
「チェンジ」という選択の中で私たちは何を見失い、忘れようとしているのか?“戦後”という人類史に残る稀有な時代に育まれた、私たちのマインドのポジティブな力を次代に継ぐために知っておきたい日本の素顔を活写する。
目次
第1部 「戦後六〇年」をめぐる旅
第2部 憲法九条・二四条の実現へ向けて
第3部 ジャーナリズムのナショナリズム
第4部 マス・コミュニケーションの倫理と精神
第5部 批評精神、あるいは「小泉‐ブッシュ時代」
第6部 「もはや戦後ではない」と言われた遠い時代に生まれて
著者等紹介
諸橋泰樹[モロハシタイキ]
1956年生まれ。大学院在学中より(社)日本新聞協会研究所および(株)マーケッティング・サービス嘱託研究員として各種メディア研究や社会調査に従事。現在、フェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科教員。専攻:マス・コミュニケーション学、女性学、社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かず
2
すみません。中途ですが読了処理をします。なぜなら、矛盾に絶えられなくなったからです。何の矛盾?それは題名と内容にです。私は「ポピュリズム」と「ルサンチマン」の双方が含まれる題名の図書を検索し、本書を購入しました。しかし、本書は、私の考える二語の関連性とは逆の記載内容でした。また、「著者自身が、ポピュリズムを狙い、ルサンチマンを心に引きずっているのではないか」と感じた点です。なお、著者はジェンダー論が専門のバリバリの左翼です。失敗しました。ルサンチマンを抱えた左翼系の人にはいいのではないでしょうか。2015/01/07