内容説明
障害者運動は健常者文化に何をもたらしたか。“障害”を否定する支配的価値への抵抗・告発から、アイデンティティの再構成を経て、新たな価値の創生へ。
目次
第1部 日英障害者運動の軌跡(日本の障害者運動の軌跡;イギリス障害者運動の軌跡)
第2部 障害者運動における価値形成(“障害”概念の再構成;“当事者性”をめぐる価値;“異化”と“統合”をめぐる価値)
補論 日英障害者運動のいま(最近の日英障害者施策の動向と障害者運動の展開;権利擁護に関する条約及び国内法の制定・改定に向けて;優生問題への取り組み ほか)
著者等紹介
田中耕一郎[タナカコウイチロウ]
北星学園大学社会福祉学部教員。1961年、大阪府生まれ。大阪府立大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。知的障害者更生施設職員、障害者労働センター職員、専門学校講師等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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