哀れみはいらない―全米障害者運動の軌跡

哀れみはいらない―全米障害者運動の軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 486p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768434185
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0030

内容説明

障害者運動はアメリカをどう変えているか。障害の文化・歴史、社会政策、個人ヒストリー、障害のない人々の障害観からADAに至る地殻変動を重層的に追う。

目次

第1章 ちっぽけなティム、超がんばりやのかたわ、そして哀れみが終わるとき
第2章 慈善から自立生活へ
第3章 別の文化を祝福するろう者
第4章 障害者の公民権確立に尽くした「隠れ軍隊」
第5章 統合:影の世界からの脱出
第6章 ピープル・ファースト
第7章 超明るい色の車椅子
第8章 ナーシングホームからの自立
第9章 それほど価値のない人生
第10章 幸・不幸の分水嶺
終章 障害者運動はアメリカをどう変えているか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカヅキカゲリ

1
アメリカは差別も徹底したものである分、闘いも徹底しているので、面白かった。わたしは大学のときにセクシャルマイノリティーサークルに入っていたのだけど、態度をはっきりさせないと云って、責められていた。わたしはマイノリティーの中でもマイノリティーだった。だから、障害者(発達障害とか身体障害とか)と云うのはアイデンティティを帰属させられる集団だ(奇妙に聞こえるだろうけど)。2012/03/12

たかたか

0
日本はアメリカを遅れて追いかけてるのでは?どこに問題意識を置き、健常者とその問題を共有し、交渉していくことが大事。健常者と問題共有をする時に必要なのが勇気なのである。健常者と対等に向き合い、進んでアドボケイトしていく、それを健常者も対等に向き合い聴く。明日自分がなんらかの障害(もちろん障害者も)になる可能性があるということを念頭に置いて過ごせば、距離は縮まるのではないか?また、統合の是非についても興味深い。また日本のメディアが作っているイメージも昔のアメリカにそっくりだ。障害者も障害者にかかわる人も必読。2014/04/30

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