いま読む!名著<br> スマートフォンは誰を豊かにしたのか―シュンペーター『経済発展の理論』を読み直す

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いま読む!名著
スマートフォンは誰を豊かにしたのか―シュンペーター『経済発展の理論』を読み直す

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768410172
  • NDC分類 331.72
  • Cコード C0333

出版社内容情報

経済学のみならず、経営理論、企業行動、資本主義社会を検討する時、シュンペーター理論のキーである「イノベーション」という考え方は極めて現代的だ。本書では、「イノベーション」を扱う際の切り口として、現代人の生活を根本から変えようとしているスマートフォンに焦点を絞る。スマホに象徴されるICTパラダイムが、どのように新たな企業や経営スタイルを生み出し経済を発展させたのか検証し、「イノベーション」理論の現代性を確認していく。後半では、その発展が必然的に生み出していく格差の構造を解き明かし、資本主義の不安定性から社会主義への移行にまで言及していた後期シュンペーターの先見性を再評価する。

内容説明

二一世紀に入ってもなお二〇世紀異端の経済学者シュンペーターに関する書籍が多いのは、彼のキー理論である「イノベーション」が経済学のみならず、経営理論、企業行動、資本主義社会に関して考えるとき、きわめて現代的な意味合いを持ってくることが理由だ。本書は「イノベーション」を考える切り口として、現代人の生活を根本から変えようとしているスマートフォンに焦点を絞っていく。前半は、スマートフォンに象徴されるICTパラダイムが、どのように新たな企業や経営スタイルを生み出し、経済を発展させ私たちの生活を豊かにしてきたのかを考えながら、「イノベーション」理論の現代性を確認していく。後半では、その発展が必然的に生み出していく格差の構造を解き明かし、資本主義の不安定性から社会主義への移行にまで言及していた後期シュンペーターの先見性を再評価していく。

目次

序章 異端の経済学者シュンペーター
第1章 携帯電話産業の進化―イノベーションとは何か
第2章 スマートフォンが生み出した利潤とは―『経済発展の理論』の読み方
第3章 スマートフォン時代と経済発展―生活はどのように豊かになったか
第4章 スマートフォンは格差を拡大するか―イノベーションの功罪
終章 イノベーションが導く未来とは

著者等紹介

小林大州介[コバヤシダイスケ]
1974年、北海道生まれ。北海道大学文学部卒業、北海道大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。北海道大学経済学研究院助教を経て、現在、北海道大学経済学研究院地域経済経営ネットワークセンター研究員。専門はシュンペーター学説史、イノベーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

askmt

1
スマホの功罪を暴く的なものかを思っていたが、ふたを開けると歯ごたえのある経済学解説書であり、大変設けた気分になった。社会・経済の不連続な発展はもともと興味のある部分であったが、シュンペーターがその祖であり、重要な論考も行われていることは初見であった。継続的に掘ってみようと思う。2020/11/29

Sunny

1
理系なので経済学者の思想とかなかなかに取っつきづらいのだが、スマホを例にしたイノベーションに関するこの本はどちらかというと読みやすかった。 社会構造が変化しているからこそ、進歩しているようにみえて不景気になるという話は印象的。2020/10/27

猿田康二

1
本書は、19世紀以降現在まで人類に最も影響を及ぼした偉人、マルクスの経済論理に真っ向から反論したシュンペーターを通して、現在の経済状況がむしろシュンペーターの論理通りとなっている事を論じている興味深い一冊だ。シュンペーターはスティーブ・ジョブスに代表される「企業人」が「イノベーション」を通して「経済発展」の原動力になっていると説く。スマートフォンを論理の中心に据えながら、難解な哲学を平易な文章で解説してくれていることに好感を持てた。本書を横に置きながら「経済発展の理論」を読んでみたいと思う。2019/12/22

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