内容説明
「絶対矛盾的自己同一」この奇怪な九字熟語。哲学者・西田は正当に評価されてきたか?西田哲学とは何か?新しいテキスト解読で蘇る。
目次
落ちこぼれの求道者
純粋経験
善と悪
自己を写す鏡
場所
弁証法的一般者・歴史的生命
絶対無
行為的直観・ポイエシス
生命論
皇室「絶対無」論
場所的弁証法
絶対矛盾的自己同一
悪魔的世界
時空論
西田哲学はどこへ行く
著者等紹介
大沢正人[オオサワマサト]
1946(昭和21)年東京生まれ。早稲田大学及び東京外国語大学に在学中、学生運動にかかわる。「東外大マルクス主義研究会」をつくり、マルクス、ヘーゲル、西田幾多郎を読む。現在、私塾経営
田島董美[タジマナオミ]
1946(昭和21)年、東京生まれ。東京芸術大学美術学部卒業
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感想・レビュー
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ぴよ
1
明らかにfor beginnersではないレベルだがすっきりまとまっていて面白い。筆者は日本における西田哲学への無理解に危機感を持っているようで、(それゆえに?)西洋思想、既存イメージとの差異が明確にされていた。価値ある一冊。2015/07/16
Hatimiru Alice
0
入門書として難しすぎるかも。別の本を読んでから読むと理解は進むと思います
Yoshikazu Koshikawa
0
西田哲学はいつになってもむつかしい。全集ももっているけどよくわからん。2012/06/02
Akane Tazoe
0
解説本なのに難しい西田キタロー先生の難しさよ!2020/06/26