出版社内容情報
ダーウィンといえば「進化論」と連想される今日だが進化論の登場はけっして平坦な道のりではなかった。突然変異や自然選択をイラストでわかりやすく解説。またダーウィン自身の生涯についても詳しく紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lee Dragon
22
ダーウィンの種の起源をめぐる歴史歴背景や思想的背景についての漫画。 宗教や哲学的な話が出てきたが、解説が簡素であまりわかりやすいとは言えず。が、内容自体は面白かった。哲学と生物学を齧ったことがあるため、思想のパラダイムシフトや。根拠もない宗教がドミナントで、その宗教支持者が圧倒的であったという現実には驚いた。とは言え、進化論にも反論の余地はまだまだあり、中間種が報告されてないことなど実はまだこの説を信じていない人がいるのも納得である。おもしろかった。2017/07/05
taefu_ha
0
遺伝学はキリスト教との戦いだったということは知っていたが、それが以前の学説であったラマルクの順序で位の高い生物に進化していくという理論や、変化は全て突然変化によって生じると言った学説、ヴァイスマンの、『経験は全て遺伝する』といった議論との戦いであったということを知って非常に勉強になった。このような基礎的な本であったも十分に読む価値がある。各分野に最初に触れる際は簡易化された書籍を読む方がベターかもしれない。(12/3 17:24)2019/12/03