感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
12
柔軟さはレーニンにとって長所でありトロツキーにとって短所だった。もっともスターリンに対しては同様に命取りになったが。2人ともスターリンに普通の人間として接したが相手にはその気はなかった。レーニンはトロツキーの永久革命論を取り入れ、NEPでは以前トロツキーが提案した自由市場の一部復活を認めた。これはパクリではなく熟考を重ねていた証しだ。トロツキー生涯の友ヨッフェは彼への手紙を残して自殺した、「あなたの思想の正しさの勝利を証すのは、極端なまでの一徹さ、最も厳しいその持続、あらゆる妥協の完全な排除にあるのです」2016/11/01
散歩いぬ
3
風刺的なイラストの多い人物伝。初めて読むのはこういう本が手に取りやすいし要領よくまとまっている。故郷から追放され、北米にもヨーロッパにも亡命できなかったトロツキー。スターリンに対抗し得た唯一の人。孤立して、亡くなってなお世界中に影響を与え続けた。ロシアやヨーロッパ諸国に比べると、日本の歴史は平和だとつくづく思う。2011/10/07
それん君
1
正直for beginnerって書かれてある割に内容がかなり濃い。しかも引用文とイラストが豊富だし歴史的な因果関係もわかりやすく明記してる。 かなりの良書。2020/07/26
かいちょう
0
トロツキーの経歴を書いたもの。 多少、彼の思想も分かる。2018/10/02