出版社内容情報
ある眠れない夜、子猫のモーは窓の外に見つけた”笑っている光”を追って、森へ冒険にでかけます。モーは森で出会った気さくで楽しい動物たちから、旅に出る前の準備や、初めて会う人への挨拶の仕方、気持ちを共有する方法など、さまざまな知恵を学びます。しかし、同時に動物たちは皆、森に住む恐ろしいクマに気をつけろと警告するのでした。モーはクマに出会わずに、”笑っている光”を見つけることができるでしょうか?
韓国在住の人気イラストレーター、チェ・ヨンジュが描く子猫のモーの冒険が待望の日本語化!
日本語翻訳は『大家さんと僕』などの心あたたまる漫画作品も手掛ける、芸人・漫画家のカラテカ矢部太郎が担当しました。
新たな挑戦や出会いを前に一歩を踏み出す勇気をもらえる、子どもも大人も楽しめる絵本です。
内容説明
韓国でベストセラーとなったやさしさと、ちょっぴりの勇気をもらえる絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
138
Instagramフォロワー数12万人の韓国の人気イラストレーター、チェ・ヨンジュが描く子猫のモーの冒険ということで読みました。本書は、著者版チルチルミチル(子猫のモー)の青い鳥(笑っている光)でした。 子猫のモーがカワウソに見えるのは、私だけでしょうか❓ https://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=341372024/05/30
花ママ
58
図書館の絵本コーナーで異彩を放っていました。堅牢な装丁と分厚さ。作者は韓国在住の人気イラストレーターさんとのこと。とにかく主人公の子猫モーが可愛くて、一目で好きになりました。みんなが眠っている夜、なぜか眠れないモーは、窓の外に光った光を追いかけて夜の森へ。そこで森に住むいろんな動物たちと出会い、たくさんのことを教わるのでした。最後にみんなから怖がられているクマに出会うのですが・・出会いは大切で、たくさんの学びがあります。探していた光はもしや。訳は矢部太郎さん。この絵の雰囲気にピッタリでした。2024/08/15
ぶんこ
42
眠れない猫のモーは、窓から笑っているような光を見て後を追う。真夜中の森ではフクロウやヤマガラス、キタリス、アライグマ、カヤネズミ、トナカイと出会い、傷につけるツボクサや、色々の食べ物をいただいたり、一緒に料理を作ったりと楽しい冒険?出会った動物たちはクマには気をつけるようにと言われてましたが、クマに出会ってみたら・・優しかった。口が臭いと言われて怖がられるからと、モーがクマの歯磨きをする場面がお気に入り。今、歯医者さんでジェルやマウスガード、洗浄剤、要らないフロスまで押し付けられて辟易していたので苦笑い。2024/08/23
Roko
37
子猫のモーは、眠れない夜を過ごしていました。いつもなら、こんなことないのに、どうしちゃったんだろう? 窓の外を見たら光が見えて、それが笑っているように見えたんです。どうせ寝られないんだから、その光を探しに行くことにしました。モーは、よその世界のことをいろいろと学んでいきます。あいさつの仕方とか、おいしいもののこととか、怖いクマのこととか。教えてもらったことが、その通りのこともあるし、そうじゃないこともあるし。いろいろ覚えて、いろいろ体験していく森の中。#MoStory子猫のモー #NetGalleyJP2024/05/29
anne@灯れ松明の火
25
「絵本」という紹介だったが、開くと、170ページ! 抑えた色遣いの繊細な絵で、漢字(ルビ付き)も多い。大人向けの印象を受けた。だが、同時に、軽やかで楽しいストーリー展開とかわいらしい動物たちがいっぱいで、メッセージ性も強い。夜の森の冒険で、子猫のモーが誰と出会い、何を学ぶのか、子どもたちにも味わってほしい。矢部太郎さんの翻訳も読みやすく、楽しかった。トナカイの口ぐせ「ふふ~ん」に笑った♪ 読み応えもあり、充実した読書になった。#NetGalleyJP2024/05/29