内容説明
彼の独裁者スターリンが別荘を構え、景勝地としても栄えたアブハジア。古代より争いの絶えぬこの国はソ連崩壊とともに更なる激動の時代へ突入する。再生と復興と停滞。栄光と没落の記憶を鮮明に残す未承認国家のリアル。
著者等紹介
星野藍[ホシノアイ]
福島県出身。写真家、グラフィック&UIデザイナー、書道家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
26
夫が借りてきた不思議な写真集。アブハジア…?ラグビーワールドカップにも出場しているジョージアにてそんな紛争が!?とびっくり。どちらかというと廃墟写真集と言った方が良い気もしますが、こんな場所があるんだ、と驚きました。2019/10/02
kei-zu
24
「未承認国家」という冠から若い国かと思いきや、旧ソビエト連邦の面影が残るジョージアの一地域。独立を望む人々が見るのは未来なのか過去なのか。内戦の傷跡が残る街中を過去にロシアのプーチン大統領も訪れたといいます。2022/05/07
あたびー
15
何だろう、ここは?こんな場所があることを今まで全然知らなかった。ジョージア(旧グルジア)の一部であり、未承認ながら独立国であると宣言している黒海に面した国。旧ソ連の遺物。これほど大量の美しい廃墟に囲まれながら、人々が生活している国。ガウディ?岡本太郎?これがバス停なの?巻末にどういった場所を撮したものかかんたんに説明があったけれど、キリル文字が読めないので、なんと書いてあるかなどもっと詳細な説明が欲しかった。ほとんど写真のみの本です。2020/01/09
チェアー
3
アブハジアはジョージアに接する未承認国家。 写真集という限界はあるだろうが、最低限の文章や説明はつけたほうがいいと思う。 旧ソ連時代のバス停は面白い。2021/08/28
英
2
未承認国家アブハジアの写真集。アブハジアのことをつい最近知ったばかりだったので、写真集なんかあるんやと驚き購入しました。メインは旧ソ連時代の廃墟なのでアブハジアの雰囲気を知るという感じではないです。旧ソ連時代のバス停あたりが1番旧ソ連っぽい雰囲気かなと感じで好きでした。景勝地だったようですが廃墟にスポットが当てられている分哀愁が漂っています。2022/04/29