内容説明
陶磁器、書画、工芸がすっきりわかる図鑑のような「古美術の教科書」です。骨董を愛し、修復や金継ぎの活動を世界に広める「6次元」店主ナカムラクニオによるカジュアルな古美術の入門書。すべてのページをイラストレーションでわかりやすく解説。工芸、民藝、古美術の偉人たちまで徹底紹介する1冊です。
目次
第1章 陶磁器(日本のやきもの;中国のやきもの;韓国のやきもの;アジアのやきもの)
第2章 書画
第3章 彫刻
第4章 工芸
第5章 西洋陶磁
著者等紹介
ナカムラクニオ[ナカムラクニオ]
1971年東京生まれ。荻窪「6次元」店主。骨董の鑑定番組や、NHKworldで日本の伝統文化を紹介する番組のディレクターを担当した後、金継ぎ作家としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョンノレン
52
取り敢えずこっち系の話題にもついて行けるように手に取る。かつて白洲正子氏に凝り、氏の陶磁器コレクションを頼りに若干の知識はあったが、多少なりとも網羅的に把握しておきたいうことで、表題だけで選んだ本。荻窪「6次元」店主ナカムラクニオ氏著。陶磁器、書画、彫刻、工芸、西洋陶磁という大括りで歴史や系統、主要作家などの基本情報が簡潔に解説される。何とも驚くべきは古美術本体や作家、それに著名蒐集家まで全てが見事に特徴を押さえたイラストで仕上げられていること。イラストレーターのクレジットが無かったから著者作なのかな。2025/03/22
あひる
3
写真集だと思ったらまさかの手書きの絵だった。 すごいけど。2019/08/22
Koki Miyachi
1
筆者は、荻窪「6次元」店主。古美術に造詣が深い。本書は、古美術のカテゴリー「陶磁器」「書画」「彫刻」「工芸」「西洋陶磁」に関して、ごくごく簡潔にキーワードを解説。筆者の手になるイラストが添えられている。本当は、実際の写真の方が正確でよいと思うのだが、あえて写真の代わりにイラストを使うことで、類書との差別化を狙っているようだ。イラストは、オリジナルの特徴を巧みにつかんでいるので本として成立している気がする。パラパラと眺めていて楽しい本ではある。2024/06/16
Misappropriation
0
焼物の種類と関係性について、視覚的に学べる2022/12/04
むっち
0
漠然と名前しか聞いたことがなかったものが流派や系統に沿って書かれると、とてもわかりやすい。特に全てが写真ではなくイラストという点が、印象を深めてくれる。2021/06/02
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