内容説明
時代の空気を色濃く反映した名作写真。作品が生まれた背景には、写真家たちのどんな思いがあったのか。写真家の生い立ちや写真との出会い、心に刻まれたエピソードから、名作誕生の舞台裏に迫る。上巻では1958年から84年までにエポックメイキングな写真を発表した写真家50人を掲載する。
目次
1 1958年~1964年(奈良原一高―パーソナル・ドキュメントの幕開け;小島一郎―白い激情を秘めた北の写真詩人 ほか)
2 1965年~1970年(桑原史成―“政治の季節”の韓国;中村由信―失われていく“普通の暮らし”のユーモラスな記録 ほか)
3 1971年~1975年(藤井旭―写真で伝える星空の魅力;鋤田正義―アーティストを通して時代を写す ほか)
4 1976年~1980年(牛腸茂雄―日常を撮ることに賭した情熱;樋口健二―“不都合な真実”の行方 ほか)
5 1981年~1984年(浦田穂一―もうひとつの「遠野物語」;長濱治―バイクギャングで伝える“もうひとつのアメリカ” ほか)
特別対談 島本脩二×鳥原学―編集者から見た写真家
著者等紹介
鳥原学[トリハラマナブ]
1965年大阪府生まれ。近畿大学卒業。フリーの執筆者・写真評論家。写真雑誌や美術誌に寄稿するほか、ワークショップや展示の企画などを手掛ける。日本写真芸術専門学校主任講師、東京ビジュアルアーツ非常勤講師。2017年日本写真協会賞学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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