写真の新しい自由

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768307809
  • NDC分類 740.4
  • Cコード C0072

出版社内容情報

2010年代の写真の動きが網羅された一冊。

取材者数150名!篠山紀信、梅佳代、奥山由之からマリオ・ソレンティ、ライアン・マッギンレーまで、内外のトップ写真家多数登場。
トップ写真家のギャラはいくら?写真のプリントの値段はどう決まる?木村伊兵衛賞の仕組みとは?写真のエージェンシーは何をやるのか?写真におけるわいせつとは何か?iPhoneやドローン時代のプロ写真家のサバイバル術とは? 写真の世界の裏側が明解にわかる、目からうろこの写真ワールドのガイド本。



【詳しい内容】
編集者であり、『はじめての編集』『物欲なき世界』などのロングセラーを誇る菅付雅信氏の新刊。「コマーシャル・フォト」連載「流行写真通信」約5年分と、菅付がゲスト・エディターとして手がけた写真家特集「Photographers Now」のインタビュー記事をまとめ直した単行本。全て掲載ではなく、一部はカットし、また全体的に大幅な加筆修正を施した。
広告写真から、ポートレイト、風景、スチルライフ、ドキュメンタリー、アート写真からポルノグラフィーまで、写真の全領域で起きている新しい動きを、そのトピックごとに複数の関係者に取材してまとめる、フォト・ジャーナリズムならぬ「写真のジャーナリズム」。2010年代の写真の主要な動きがほぼ網羅されている。
内外の写真のシーンを代表する約150人の写真関係者を取材。この5年間の写真の主な動きと、そしてそれがどこへ向かうのかを克明に伝える。


【主な取材者】
操上和美、鋤田正義、レスリー・キー、梅佳代、大橋仁、アレック・ソス、林ナツミ、M/M(paris)、森栄喜、藤代冥砂、浅田政志、ジャン=ポール・グード、川島小鳥、鈴木理策、畠山直哉、七種諭、広河隆一、高橋靖子、題府基之、など


【ロング・インタビュー】
セバスチャン・キム、ライアン・マッギンレー、アラスディア・マクレラン、奥山由之、ウィリー・ヴァンダーペール、上田義彦、マリオ・ソレンティ、ハーレー・ウィアー、鈴木親


菅付雅信[スガツケマサノブ]
1964年生まれ、月刊「カドカワ」「CUT」編集部を経て、「エココロ」「リバテーィンズ」「メトロミニッツ」など数々の雑誌で編集長を務めた編集者。写真、ファッション関係での執筆やセミナーを開催し脚光を浴びている。

内容説明

『コマーシャル・フォト』の人気連載「流行写真通信」がついに書籍化。時代を代表する写真家たちのロング・インタビューも掲載。

目次

第1章 風景写真を撮るな!(ファッション写真は動画へ進む;「写真集の作り方」の作り方 ほか)
第2章 写真における猥褻とは?(日本人写真家が本気で中国と関わるために;アジアの広告写真が熱い理由 ほか)
第3章 デジタルの時代の完璧でない美しさ(若手写真家が世界に自分をプレゼンする方法;ファッション写真を魅力的にデザインする方法 ほか)
第4章 写真にルールはない(ドローン時代の到来はカメラマンの定義を変えるか?;川島小鳥の“明るい星”を見るまなざし ほか)
第5章 写真の新世代を代表する意思(広河隆一の写真を超えるフォトジャーナリズム;鋤田正義が残すデヴィッド・ボウイの永遠の輝き ほか)

著者等紹介

菅付雅信[スガツケマサノブ]
編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役。1964年宮崎県生まれ。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』の編集長を務め、出版からウェブ、広告、展覧会までを編集し、様々なプランニングやブランディングを手掛ける。またアートブック出版社「ユナイテッドヴァガボンズ」の代表も務める。多摩美術大学非常勤講師。NYADC賞銀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほじゅどー

11
★★★写真は「誰でも出来て、誰でも出来ない」表現だ。誰でも簡単に撮れるようになったが、実に工芸的な完成度を示せる表現。寿司のようなもの。誰でも握れるが、寿司職人の握る寿司のようには握れない。古典的な風景写真は退屈だ。今日の風景写真は世界をどう見るか、どう捉えるかだ。写真家であるにはアウトサイダーでなければ。目の前のことから少し距離を置いて客観的にそれを観察する態度で写真を撮ると物事の細かい所に気づくようになる。写真にルールはない。自由に撮る。作ることに対する真摯な姿勢と遊び心があれば良い。2017/05/08

Koki Miyachi

5
本書は「コマーシャル・フォト」の連載「流行写真通信」と「Photographers Now」などの記事、写真家本人のほか、関係する編集者などにも取材した内容などから構成されている。2012年から2016年までの写真家の最先端の現在をしっかり伝えてくれる素晴らしい本。最新写真家事情、新しいムーブメント、写真家たちが目指すテーマなど、刺激に満ちた内容が満載だ。こういう本がもっと出てくると本当にうれしいのだが。2018/02/21

takao

1
ふむ2020/09/24

わだ りゅうた

0
 16年10月刊行のため5年の情報の間があり今現在の写真の動きまではわからないがとても面白く読めた。多くの写真家が紹介されており、写真の世界やプロとしてどのような活動を行っているのか、何を大切に写真を撮っているのか、などさまざまなことが知れてよかった。  項によっては退屈な内容や、あまり興味の湧かないものもあったが大半は本当に面白かった。  やはり写真にも時代の流れがあり現代このコロナ禍で写真のあり方がどう変化したのか気になるとこだ。2021/11/29

サトル

0
月刊誌「コマーシャル・フォト」で連載されたファッション広告写真コラムをまとめたもので業界ネタがぎっしり散りばめられている。ざっと拾い読みした中で印象に残るのは、風景写真を撮るな!と銘打ってドイツの写真家アンドレアス・グルスキーが荘厳な視覚で神がかり的にとらえた地球の広告写真とも言える作品の数々。この他にもフィルム写真にこだわるアラスディア・マクラレンや奥山由之、新進気鋭で脚光を浴びるハーレー・ウィアーを知ることが出来た。また木村伊兵衛賞の存在意義や梅佳代をどう評価するか?というのは悩ましい問いかけだろう。2021/01/08

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