玄光社mook
松本大洋+ニコラ・ド・クレシー - 日本とフランスを結ぶ二人のマンガ家によるイラスト集

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  • サイズ A4変判/ページ数 127p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784768305522
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C9472

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キジネコ

46
9番目の芸術として仏圏で認知されたバンドデシネの作家、ニコラ・ド・クレシーと松本大洋の往復書簡、競作漫画、対談がおさめられたMOOKです。松本大洋を、たとえば真空と表現すればクレシーは油状という言葉で表してみたい。光彩が差す空間があり陰翳に縁どられた闇がある。圧倒的な現実と対比して、見劣りのしない空想が支配する世界が目の前から広がる。真空にさす影が実態に正直すぎるのに比べ、油状の世界に伸びる光と影は小さく、大きく揺らぎ 世界の混沌の別の側面を顕わにする。「これはあたりだぞ」と予感の囁きが聞こえます。2019/01/02

いっぽし

6
漫画家の松本大洋とバンドデシネ作家のニコラ・ド・クレシーのイラスト集。同世代であり、マンガを舞台に活躍している二人がお互いにリスペクトし合っている様子が伝わってきました。二人のイラストが一冊にまとまっているというだけで嬉しいのですが、一番の見所はやはり二人の江ノ島散策と描き下ろしリレーマンガ。特にリレーマンガは二人の違いや似ているところが浮き彫りになっていて面白い。日本とフランスをまたがって交わされた往復書簡もとても良かったです。クレシーの描いたトトロがものすごくかわいい。2014/08/28

きくち

4
大好きな松本大洋さんに惹かれて購入したが、ド・クレシーさんの絵のタッチも結構好きかも。両者共に、お互いを敬愛しあっているのが伝わってくる。絵の感じは違うのに、どこか似た印象があるのはそのせいかな。書き込んだ絵も、シンプルな線画もどちらも素敵。2014/09/13

Tenouji

3
大洋氏、上條淳士氏に影響受けてたのか!2014/12/28

hiratax

2
松本大洋の名前を知ったのは高校生の時分で、大学1年の冬に八王子のビレッジバンガード「青い春」を買った。ゴミ高校ぶりが、通っていた学校とかぶる。大学2年で再興した部室に、スピリッツ版の「青い春」が転がっていた。和光大学へ見学に行って、漫画に出て来るプレハブ棟が実際にあった。あとのちに大学を中退するT君が松本作品の魅力は連続性にあると「鉄コン」を絶賛したので読んだ。「GOGOモンスター」以降の彼を把握していない。どこかで読まないと。2015/02/07

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