目次
初期句編
水妖詞館
花狩
四季物語
吟遊
花隠れ『吟遊』以後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masashi Onishi
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俳句というものに、とんと縁のない生活を送る中で始めて手にした句集である。谷崎は文章読本の中で、英文は一つの名詞を説明するのに多くの形容詞を重ね、また英語の構造上それを羅列するのに適しているとし、日本語は英語のようにおしゃべりに適しないように発達してきたとしてる。英語は言葉を尽くすことで、誤解のない文章が成立するが、我々のようにそれを母語としない者にとっては、無機質なマニュアルを読んでいるように感じることもしばしである。英語のもつリズムや美感は中々に感得し難い。一方で日本語のもつ「腹芸」「言わずもがな」「肝2014/11/01
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