内容説明
学問の入門書ないしは大学教養科目の教科書としては、とりわけ「法学」というのは、その性質上、学問体系的にも、その狙いのつけどころにも、一定の型ができ難いものである。じじつ、それぞれにさまざまな工夫をこらした類書が少なからず出ているが、これは、その意味では自然なことであるし、必要なことでもある。本書がもっとも意を用いたのは、ともすれば食わず嫌いにされる「法学・憲法」を何とか興味をもたれるものにしようということである。法の世界をできるだけ平明に案内することに努めている。
目次
第１部 法学（法と社会；法の種類；法システムのしくみ；法のはたらき；法的事件の解決；法の解釈；財産と法；家族と法；消費者保護と法；労働と法；犯罪と法）
第２部 日本国憲法（憲法と私たちの関係；日本の憲法；基本的人権の保障；象徴天皇；権力の分立；地方自治；平和国家；憲法の保障と改正）
