内容説明
本年4月、第147回通常国会で社会福祉事業法の一部改正案が可決成立したが、その中心課題は行政による措置方式から福祉利用者への支援費支給方式への福祉利用方策の転換であり、福祉財源の調達が異なるものの、その変更理由に至った福祉理念は介護保険制度の創設の場合と同じである。本書は、このような戦後福祉の一大転換を迎えた時期に、これから社会福祉士を目指す学生を対象に、高齢者を取り巻く保健医療福祉問題を総合的・科学的に理解していただくために書かれたものである。
目次
1章 現代社会と高齢者問題
2章 高齢者の生活実態と保健医療福祉ニーズ
3章 老人福祉法・老人保健法の目的とサービス体系
4章 高齢者の保健医療福祉サービスの現状と課題
5章 シルバーサービスと非営利民間活動
6章 高齢者福祉および関連分野の組織および専門職等とその連携
7章 高齢者と社会活動
8章 高齢者に対する相談援助活動
9章 高齢者の人権福祉の動向
著者等紹介
下山昭夫[シモヤマアキオ]
淑徳大学社会学部助教授
近藤克則[コンドウカツノリ]
日本福祉大学社会福祉学部助教授
武永親雄[タケナガチカオ]
東北福祉大学総合福祉学部教授
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