内容説明
昭和22年に学習指導要領一般編試案が文部省から刊行され、それ以来40年を経た。今回の学習指導要領の改訂を機会に、改めて家庭科教育のあり方が問われている。本書の執筆に当たっては、特に今回の学習指導要領改訂をふまえて、次の諸点に留意した。各領域の内容は児童の生活的視野からとらえ、消費者としての立場を一層明確にし、児童の実状に則した教材構成を高めるために、資料を豊富にとり入れ、今回の改訂で、はじめて打ち出された家族の生活と住居の領域については、「定位家族を学習の対象とし、実践を通して家族の一員として家庭生活に協力できる。家庭・家族の大切さを知らせる」項よりその性格や内容構成のとらえ方に留意し、各領域については、授業の実際に役だつ具体的資料を多くとり入れるようにし、全般にわたり、現場に役立つ資料を豊富にとり入れるよう配慮し、各領域の内容は、21世紀の生活を見通した新しい考え方による内容にした。
目次
第1章 家庭科教育の本質
第2章 家庭科教育の目標・内容
第3章 家庭科の学習指導
第4章 家族の生活と住民領域の教材研究と指導
第5章 被服の教材研究と指導
第6章 食物領域の教材研究と指導
第7章 教育実習
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