出版社内容情報
愛玩動物として不動の人気を誇っていながら、
謎に満ちた猫。人の心を惹きつける優美な容姿、
人に媚びない独立心と知性――
その個性ゆえ、猫の歴史は波乱に満ちたものとなった。
古代エジプトで生まれたしなやかな身体のアビシニアンに、
知性の高さとシルバー・ブルーの被毛が際立つロシアン・ブルー。
優雅で長い被毛の美しいバリニーズに、垂れ耳が愛らしいスコティッシュフォールド。
50を超える猫種それぞれの歴史に隠された物語を、官能的とすらいえるほど
美しい写真とともに紹介する。
古代エジプトでの輝かしい日々にも、疫病の蔓延した中世にも、
命がけの航海の末にアメリカ上陸を果たした日にも、
猫にはさまざまな役割が与えられていた。
またミュージアムに雇われた猫、芸術家や政治家に愛された猫など、
犬に劣らず猫と人間の深い絆を伝えるエピソードには事欠かない。
本書はヤマネコがいかにして野生を捨てて温かな家庭での生活を
手に入れたのかをひも解き、またキャットショーで猫を品評し、
計画的に交配を行う現代の歴史にも焦点を当てる。
身近でありながらも不可思議な存在であり続ける猫の歴史をたどった、
読み物としても充実した一冊。
【目次】
内容説明
50を超える猫種の歴史に隠された物語を美しい写真とともに紹介。
目次
第1章 古代から中世の血統(エジプシャンマウ;ターキッシュバン;ソコケ;マンクスとキムリック;ノルウェージャンフォレストキャット;サイベリアン;ブリティッシュショートヘア;ジャパニーズボブティル;ドラゴンリー(チャイニーズリーファ)
シャム(サイアミーズ)
コラット
バーマン
ペルシャ)
第2章 中世から19世紀の血統(ターキッシュアンゴラ;ロシアンブルー;アメリカンショートヘア;シャルトリュー;メインクーン;クリリアンボブティル(クリルアイランドボブテイル)アビシニアン)
第3章 19世紀後半から1959年の血統(タイ;バリニーズ;バーミーズ;ヒマラヤン;カラーポイントショートヘア;オリエンタル;ハバナブラウン;ソマリ;コーニッシュレックス;ボンベイ)
第4章 1960年から1969年の血統(デボンレックス;スコティッシュフォールド;ラグドール;エキゾチックショートヘア;オシキャット;アメリカンボブテイル;スフィンクス;トンキニーズ;アメリカンワイヤーヘア;チャウシー;ベンガル)
第5章 1970年から現在の血統(シンガプーラ;アメリカンカール;ラパーマ;マンチカン;ネベロング;ピクシーボブ;サバンナ;ドンスフィンクス;セルカークレックス;トイガー;ピーターボールド;ラガマフィン;セレンゲティ)
著者等紹介
ピッケラル,タムシン[ピッケラル,タムシン] [Pickeral,Tamsin]
美術史家であり、動物研究家。獣医師の娘としてイングランドの片田舎に生まれ、常にいろいろな動物たちに囲まれて幼少期を過ごす。そのなかには犬や猫、フェレット、馬のほか、怪我をして保護された野生のリスもいた。犬は、生まれたときからずっと愛し、飼い続けてきた動物である。のちに研究のテーマとなったのは、動物の進化と、動物と人との関わりの歴史。ヨーロッパと北米で長年動物看護師として働いたあと、その経験を生かして作家活動に専念。動物をテーマにした著作の多くは、さまざまな国で翻訳されている
ハリソン,アストリッド[ハリソン,アストリッド] [Harrisson,Astrid]
写真家。2008年初めにアルゼンチン北西部の高地にある牧場で働きながら動物の写真を撮り始める。このときの経験は、エスタンシア(アルゼンチンの広大な牛の放牧場)の歴史に関する1冊の本の形で結実した。以後、米国やアンデス山麓、キューバ、スイス、モザンビーク、アイスランド、地中海に浮かぶミノルカ島など、世界各地で動物写真を撮り続けている
五十嵐友子[イガラシトモコ]
翻訳家。主な訳書に『世界で一番美しいフクロウの図鑑』(エクスナレッジ)、『生物30憶年の進化史』(ニュートンプレス)、『イラストでわかる!ジュニア科学辞典』(成美堂出版)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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