内容説明
ファンタジー舞台のリアル!聖職者、貴族、騎士、農民、職人、商人―仕事で知る中世の世界。祈る人(聖職者)、戦う人(貴族・騎士)、働く人(農民・職人・商人)の社会と暮らしを完全図解。ヨーロッパがかたちづくられる1000年の歴史を、中世の3つの身分から俯瞰する!
目次
10分でわかる!中世ヨーロッパ千年史(中世ヨーロッパとはどんな「時代」だったのか?;中世ヨーロッパとはどんな「社会」だったのか? ほか)
第1章 祈る人1 ~教皇・聖職者(ヨーロッパの精神的礎となった キリスト教とその拡大;西ヨーロッパ世界で大きな影響力を持った ローマ・カトリック教会 ほか)
第2章 祈る人2 ~宗教美術(キリスト教文化の中核を担う 中世の美術;人びとの信仰が表現された芸術の数々 中世の絵画 ほか)
第3章 戦う人~王・貴族・騎士(中世世界の権力と階層 王と諸侯;王宮の日常生活 城での暮らし ほか)
第4章 働く人~農民・職人・商人(過酷な労働に従事した農民たち 領主と農民;質素ながらも季節の祭事を楽しんだ 農村の暮らし ほか)
著者等紹介
河原温[カワハラアツシ]
1957年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科西洋史学専攻博士課程中退。現在は放送大学教授。専門はネーデルラントを中心とする都市史、社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
152
図解で、中世ヨーロッパの概略が学べます。停滞していた中世ヨーロッパ、日本の江戸時代に近いモノがあるかも知れません。 https://www.xknowledge.co.jp/book/97847678340612025/05/01
Go Extreme
3
祈る人、戦う人、働く人 封建制の社会システム ローマ・カトリック教会の影響力 祈りと労働の修道生活 聖地奪還の十字軍遠征 教皇と世俗権力の対立 教会を彩る宗教装飾画 羊皮紙の華麗な装飾 半円アーチと厚壁の建築様式 尖塔アーチのゴシック建築 神は光であるという思想 ドームとモザイクの美術 儀式で得る騎士資格 軍事提供から傭兵への移行 身分証明の紋章文化 土地を離れられぬ農奴の身分 自治権獲得に貢献するギルド 社交場としての公衆浴場 皿代わりのパン文化 地獄、煉獄、天国の三部構成2025/05/09