出版社内容情報
コシノジュンコさん推薦!
「浮世絵で観る大江戸見聞録。-コシノジュンコ」
東海道・山陽新幹線のグリーン車搭載誌『ひととき』で
大人気だった不定期連載が待望の書籍に!
2025年大河ドラマでも注目の「浮世絵」
お江戸の庶民に親しまれ、今や世界でも大人気となっています。
見たことがある「富嶽三十六景」も「東海道五十三次」も
そこに「本当は何が描かれているのか?」が分かると
見えてくる世界もガラリと変わってきます。
本書では「浮世絵の正倉院」と称されるボストン美術館が所蔵する
色鮮やかで保存状態が極めて良い「スポルディング浮世絵コレクション」から
高精細の浮世絵を拡大してのぞき見!
浮世絵に描かれている人々や暮らしを読み解きます。
「あの絵には実はこんな秘密が隠されていた?!」
「版画なのに0.1㎜の繊細な線で表現していた?!」
「こんな小さなところまで描かれていた?!」
浮世絵の中に隠された 秘めた技と粋な謎かけ、知恵比べを
散歩がてらに楽しんでいただきます。
小さな浮世絵の中から、絵師や職人集の
「この謎お分かりかな?」なんて声が聞こえてきそうです。
「スポルディング浮世絵コレクション」とは?
米国の大富豪スポルティング兄弟が1921年にボストン美術館に寄贈したもので、
脆弱で繊細な色彩を守るために一般公開をしないという条件のもと、
約1世紀に渡って人目に触れることなく大切に保管されていました。
そのため、状態も良く、当時の鮮やかさを残した貴重なコレクションとなっています。
内容説明
浮世絵の中に隠された秘めた技と粋な謎かけ、知恵比べを散歩がてらに楽しんでいただきます。小さな浮世絵の中から、絵師や職人衆の「この謎お分かりかな?」なんて楽し気な声が聞こえてきそうです。
目次
1 百万都市の水運 お江戸の橋をわたる(名所江戸百景 八つ見のはし(歌川広重)―八つ見の橋こと一石橋からの眺め
東海道五十三次之内 日本橋 朝の景(歌川広重)―お江戸のランドマークから、さぁ、旅立ちです! ほか)
2 四季を満喫する お江戸の季節をめぐる(名所江戸百景 山下町 日比谷 外さくら田(歌川広重)―お江戸のお正月「松・竹・梅」
名所江戸百景 亀戸梅屋敷(歌川広重)―世界で一番有名な梅の木 ほか)
3 習慣からしきたりまで遊ぶ お江戸の生活をのぞく(歌撰恋之部 物思恋(喜多川歌麿)―お江戸の人妻が恋をした
当時三美人(喜多川歌麿)―巷で話題のお嬢さんたちのブロマイド ほか)
4 自由に旅する庶民 お江戸から東海道を歩く(諸国瀧廻り 木曽路ノ奥 阿弥陀ヶ瀧(葛飾北斎)―見たか聞いたか阿弥陀ヶ瀧
冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏(葛飾北斎)―世界で二番目に有名な絵画 ほか)
著者等紹介
牧野健太郎[マキノケンタロウ]
ボストン美術館とNHKプロモーションが共同制作した浮世絵デジタル化プロジェクトの日本側責任者。元NHKプロモーションプロデューサー。公益社団法人日本ユネスコ協会連盟個人会員。東横イン顧問。お江戸にタイムスリップするような講演を各所で行う浮世絵の伝導師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。