深海問答―海に潜って考えた地球のこと

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深海問答―海に潜って考えた地球のこと

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784767833187
  • NDC分類 452
  • Cコード C0040

出版社内容情報

気鋭の海洋研究者が問う「地球とは何か?」

海とともに生きる日本の読者に
今こそ身につけて欲しい地球科学の教養

気候変動、資源の枯渇、生態系の異変。
地球はどうなってしまうのか? 人類はどうすべきか?
それを考えるためのヒントが海にある。

本書は海洋開発研究機構(JAMSTEC)で主任研究員をつとめる著者が「海とは何か?」「地球とは何か?」を問答しながら、生命の起源、深海の謎、地球深部の探査、海底資源の開発、気候変動の対策といった地球規模のテーマについて探究していきます。

「ボクたちは海のことをとても身近に感じているのに、海のことを全然わかっていない」

わからないことだらけの海について考える仲間が1人でも増えて欲しい。それが著者の願いであり、海とともに生きる我々の使命であるように思います。この本とともに潜っていただけたら幸いです。

■目次
【第1部 海とはどんな場所か】
1章 海に潜る
2章 海の水
3章 海の底
4章 海の化学
5章 海の生物

【第2部 海では何が起こっているか】
6章 海の生態系〈沈む炭素〉
7章 海の生態系〈栄養不足の海〉
8章 海底の熱水
9章 生命の起源

【第3部 海と人類の未来】
10章 海底の資源
11章 海での気候工学

【著者プロフィール】
川口慎介(かわぐち・しんすけ)
1982年兵庫県宝塚市生まれ。国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)主任研究員。北海道大学理学部地球科学科卒業の後、東京大学海洋研究所で大学院生活を過ごした。博士(農学)。深海や海底下で何が起こっているかを考える研究を専門としており、調査船への乗船日数はのべ700日を超える。日本学術会議連携会員としても活動し、学術界の明るい未来の構築を目指している。

内容説明

現代人がいま身につけるべき地球科学の教養。気候変動、資源の枯渇、生態系の異変。地球はどうなるのか?人類はどうすべきか?それを考えるためのヒントが、海にある。

目次

1 海とはどんな場所か(海に潜る;海の水;海の底 ほか)
2 海では何が起こっているか(海の生態系(沈む炭素)
海の生態系(栄養不足の海)
海底の熱水 ほか)
3 海と人類の未来(海底の資源;海での気候工学)

著者等紹介

川口慎介[カワグチシンスケ]
1982年兵庫県宝塚市生まれ。国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)主任研究員。北海道大学理学部地球科学科卒業の後、東京大学海洋研究で大学院生活を過ごした。博士(農学)。深海や海底下で何が起こっているかを考える研究を専門としており、調査船への乗船日数はのべ700日を超える。日本学術会議連携会員としても活動し、学術界の明るい未来の構築を目指している。プロレス好きのサッカー部員でカラオケに目がない。インターネットでは「海ゴリラ」として知られる4児の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsubun1000mg

12
タイトルには惹かれなかったのだが「海とは何か?」「地球とは何か?」という導入部に興味をそそられて選ぶ。 「海洋地球科学」の専門家で海洋研究開発機構の主任研究員の筆者が、極力柔らかく解説してくれた本。 中段以降からは専門用語が増えてきて、読むのに時間が掛かったのだが海に引き寄せられるているので止まらない。 海は地球の70%も占めるのに、宇宙よりも解明されていないし専門家も少ないことが分かった。 海に覆われて見えない深海にも地上の陸地や山脈と同じような地形変動があるんだね。 文系の人でも何とかなりそうな文章。2024/09/30

takao

2
(参考文献) ◯蒲生俊敬 『日本海』、『太平洋』、インド洋 ブルーバックス 海洋地球化学 講談社 『なぞとき深海1万メートル』 ◯平朝彦 『人新世 科学技術史で読み解く人類の地質時代』 『カラー図解 地球科学入門』 講談社 地質学 岩波書店 ◯高井研 生命はなぜ生まれたのか 『微生物ハンター、深海を行く』 『生命の起源はどこまでわかったか』 ◯野崎 地球温暖化と海 けあし ◯川幡 海洋地球環境学 け ◯藤内 変動が作る岩石たちの関係 名著 ◯是永 絵でわかるプレートテクトニクス けあし 2024/09/09

y

1
深海にとどまらず、海を含めた気象や生態系などシステムとしての地球のしくみをわかりやすく紹介しています。 研究だけでなく、研究者としてのあり方が素敵だと思いました。 世の中のオトナに広く読んでほしいです。2024/09/16

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