内容説明
中欧の小国・ハンガリー。西欧の大国とは一味違った素朴で大らかな雰囲気が魅力のこの国には、なんとも美しくかわいらしい意匠の建物が数多くあります。歴史的建物から教会、宮殿、農村、温泉まで…知られざる中欧の国、ハンガリーの魅力を知らないなんてもったいない!ハンガリーの素敵な建物をめぐり、歴史や文化をご案内します。
目次
1章 ハンガリーってどんなところ?(のどかな小国でも波乱万丈の歴史;さまざまな信仰と建築;19世紀末に発展した自由な都市美;郷愁を誘う村落部の景色;ハンガリー建築に欠かせない美しきセラミック;知っておきたい近代建築デザインの流れ;“年表”ハンガリー建築家と作品)
2章 ハンガリーのかわいい建物案内(青い屋根が映し出したハンガリーの未来;ハンガリー人よ、東へ!東洋的感性のめざめ;最新施設には新時代のデザインを;「森の彼方の国」トランシルヴァニアの建築;明るくのんびりと 自由闊達な地方都市 ほか)
著者等紹介
水野貴博[ミズノタカヒロ]
1974年愛知県生まれ。’97年東京大学工学部建築学科卒業、2001~’03年ハンガリー政府給費留学生としてブダペスト工科経済大学留学。’07年東京大学工学系研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。東京理科大学理工学部建築学科助教などを経て、’20年より西日本工業大学デザイン学部建築学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
157
昨年訪れたハンガリー、懐かしく手に取りました。ハンガリー国会議事堂等、実際に観た建物も幾つか掲載されていて、改めて良かったなと感慨にふけっています。 https://www.xknowledge.co.jp/book/97847678330882024/07/07
花林糖
15
図書館本。かわいい建物が延々と掲載されているのではなく、ハンガリーの歴史や建築家・建物のデザイン等解説も丁寧にされていて読み物としても楽しめました。ハンガリーの建築家と作品の年表有り。表紙はリヒネル・エデン設計のブタペスト郵便貯金局。現在は財務省の施設として用いられている。ヴァーロシュリゲッテイ通りのカルヴァン派教会の正面入り口上部に広がるタイルが幾何学模様でとても可愛らしい。2024/08/05
遠い日
5
訪れることはないだろうけれど、とても個性的なイメージの国、ハンガリー。絵と写真でさまざまな建物を紹介。タイトル通りのかわいさでとても惹かれました。その歴史の波瀾万丈さが生んだ文化を反映する建築物ということで、ヨーロッパの他国への反骨の精神が礎にあるようです。2024/11/01
優さん@はいカード
5
タイトルに惹かれて手に取る(だって建物に対して「かわいい」という形容詞が実に素敵)。ハンガリーは15年ほど前にブダペストに1,2日いただけだけど、たしかに建物が美しかったなぁと。 写真も多く、解説の分量も多く、もっとハンガリーを旅行したかったなーという気分になれました。2024/09/26
biba
4
不勉強なもので、ハンガリーのイメージがわかなかったのですが、この本で、とっても素敵な建物の多い国なんだなと思いました。鮮やかだったり個性的だったり可愛かったり。飽きずにこどもと眺めました。2024/11/25
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- 和書
- 知に働けば蔵が建つ