出版社内容情報
かのダーウィンに「類ま稀な観察者」として評されたジャン=アンリ・ファーブル(1823‾1915年)。彼が情熱の限りを注ぎ込み、昆虫の習性を見事に描写した『昆虫記』全10巻は、読む者の魂を揺さぶらずにはおかない。世界を席巻した、たぐいまれなこの作品の中から、本書は最も有名な箇所を選び抜き、色鮮やかな、新たなイラストや写真を添えて現代に甦らせる。今回の新装版は判型をA5判にして、より手に取りやすく、読み物として楽しめるようにしました。
内容説明
未知なるものの「発見」。その感動を全ての人に。美しい写真と豊かな図版で『ファーブル昆虫記』を読み解く!稀代の博物学者の“生きざま”をたどり、足元に広がる虫たちの摩訶不思議な世界を巡る旅。
目次
ジャン=アンリ・ファーブルの生涯
春の饗宴
『ファーブル昆虫記』
『ファーブル昆虫記』より抜粋
狩りバチ:狩人の本能
自然界の掃除屋
ウェルギリウスとラ・フォンテーヌ
野生のミツバチ
虫たちの旅
クモとサソリ
ガやチョウとその幼虫
カマキリとその他の狩人
本能の知性
味、色、音
ファーブルをめぐって
ファーブルときのこ
ファーブルの後継者たち
著者等紹介
カンブフォール,イヴ[カンブフォール,イヴ]
CNRS(フランス国立科学研究センター)、フランス国立自然史博物館、パリ第七大学の名誉研究員。研究分野は、生物学、生態学、昆虫系統学、昆虫象徴学の他、昆虫学の歴史と哲学におよぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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