出版社内容情報
『建築知識2020年1月号』の [本屋さん特集]が待望の書籍化!
内容説明
ふらりと立ち寄りたくなる本屋さん全国40店を徹底リサーチ。本の選び方からはじまり、間取り、空間のつくり方、SNSに至るまで訪れる人への心配りでいっぱいです。訪れる人の心をつかんで離さない本屋さんの魅力まるわかり。
目次
序章 本屋さんになりたい(編集部を辞めて、本屋になるワニ;本屋に必要なもの)
1章 設え方 来店者を増やす(小さく維持しやすい本屋;気持ちに余裕ができる広さ ほか)
2章 見せ方 美しく本を見せる(本の回転率を上げる書籍の陳列;来店者を誘引する並べ方 ほか)
3章 基本 知っておきたい基礎知識(本の大きさと重さを知ろう;飲食物提供には条件あり ほか)
用語集 書店の全体像がおおよそ分かる
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
360
もしも、これから本屋さんをはじめようという人がいるなら、これは格好のハウトゥー本になれるだろう。そうではない一般の読者にとっては、本屋さんの興味深い隠れたる努力を知る本。全国の意欲的な本屋さん(その多くは小さな書店)の持つ様々なノウハウを項目ごとに実例入りで示してゆく。私たちの側からすれば、なにげなく気に入りの本屋さんがあったりするが、そこにはこんなにも知られざる工夫があったのかと。最近、できた書店はたしかに今までの本屋さんとは違っている。本を売るのではなく、本を中心とした文化を発信しているのだろう。2023/11/09
ねこ
122
小さな本屋さんを始めたい人向けの本。表紙に釣られて読みました。40店舗以上のオシャレな書店が写真、見取図、コンセプトなどカラフルに紹介されています。見取図がやけにCADっぽいと思ったら、「建築知識」と言う建築系雑誌の特集から書籍化されたようです。建築書専門店は昔から置き薬のように設計事務所や建設会社に配達し、売れたら代金を回収し、残ったら持ち帰る販売手法があるそうです。本書に紹介されていた、梟書茶房がとっても素敵!独自の本のカバー、ゴージャスなラウンジこんな書店が近所にあったらなぁー。場所は…やっぱり東京2023/02/14
tenori
49
タイトル通り本屋さんの間取りと写真、イラストが満載。エクスナレッジならではの建築的な視点から楽しめるのはもちろん、小さな本屋さんを開業したいと考えている方にはかなり知恵を与えてくれること請け合い。建築事例にとどまらずに陳列の手法や製本仕様、本の流通から用語集まで網羅しており、言ってみればまるごと一冊良質な本屋さん図鑑であり辞典でもある。街の本屋さんが減少しする中で、小さいながら個性的なテーマを持った本屋さんは人を引き寄せる力を持っている。読むだけでなく視覚的な興味も満たしてくれる楽しい一冊。2024/02/04
たまきら
39
(ここにずっといたいなあ)と思える本屋さんに出会いたくて手に取りましたが、こちらはどちらかというと開業したい方へのマニュアルといったところでしょうか。情報量が膨大で、痒い所に手が届く、といった感じです。ただ、「美しい本屋さん」なのかなあ…?私だったらカフェがあったり、庭があったり、大きな椅子があったりするところが好き。あとはただただ大量に本があるとか。インデペンデント系の本屋さんは大好きなので、ぜひ応援したいですけどね!2024/01/09
毒兎真暗ミサ【副長】
34
美しい本屋さんの外観は表紙だけだが、本屋さんの内観とアイデアは目が回るほど掲載されている。廃材を使ったレイアウト。平置きの極意。レジの場所。空間の使い方まで考え尽くされていて。自分はどんな本屋さんが好きかなぁと探すのも楽しかった。落語を聞く畳の小上りを作ったり、本棚の隣に盆栽サークルのスペースがあったり。巻末には間取りを提供してくれた本屋も紹介しているので、実際に行くことも可能。寛ぎと遊び心満載な、本に囲まれたノーブック、ノーライフ。本音はここに住みたいです。2023/12/03
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