出版社内容情報
バランスのとれたプランは、それがどんな暮らし方をしていても、居心地のよい暮らしが読み取れてくる。(あとがきより)-
150軒以上の住宅設計を手掛けてきた建築家・本間至の「住まいの間取り」のセオリーとは?
心地よい住まいの理由は、間取りにある。ストレスを感じることなく、安心感を得られる間取りの工夫がある。住まいの間取り図鑑の決定版、堂々復刊! !
「『間取り』を考えることは、家のなかでの日々の暮らしに思いを寄せることが、最初の一歩になる。
たとえば帰宅した際の玄関廻りでの動き。照明のスイッチに手を伸ばし、靴を脱ぎ、スリッパを履いたら、どの部屋に向かうのか。
玄関には、靴、スリッパ、傘、もしかしたらコート掛けも必要かもしれない。出掛けの際には、靴を履いた自分の姿を見る鏡があると便利かもしれない。
同様のことを、それぞれの部屋、そしてスペースでも考えることになる。さらに、部屋とスペースのつながりも、暮らしのなかでの作業性の良し悪しに大きく関わってくる。
このつながりを「生活動線」と言い換えることもある。つまり、「間取り」を考えることとは、暮らしのなかでの作業を考えながら、「生活動線」を自分の生活にあったものとしてつくり出していくことにほかならない。」(新装版はじめにより)
※本書は、ご好評いただいたエクスナレッジムック「最高に楽しい[間取り]の図鑑」(2010年12月刊)を復刊したものです。
内容説明
住まいの間取り図鑑の決定版。
目次
1 それぞれの「場所」から「間取り」を考える(人を迎え入れるエントランスと玄関;キッチンは生活動線から考える;家事コーナーはどこに置く ほか)
2 「間取り」から読み取る(風の流れ;光の流れ;抜けをつくる ほか)
3 「間取り」の基本は「暮らし」から(小さく住む心地よさ;3階にLDKの選択肢;快適な2階LDK ほか)
著者等紹介
本間至[ホンマイタル]
1956年東京生まれ。一級建築士。1979年日本大学理工学部建築学科卒業。卒業後、1986年まで林寛治設計事務所で実務を通し住宅設計を学ぶ。独立後、東京で設計事務所本間至/ブライシュティフト(一級建築士事務所)を設立し、今までに150軒以上の住宅の設計を手掛け、暮らしやすい間取りをつくる住宅設計者として高い評価を得ている。1995年よりNPO法人家づくりの会理事(2006~08年代表理事)を務め、2009年よりNPO法人家づくりの会(家づくり学校)の開校に参加し、住宅設計の実務を若手住宅設計者に教える。2010年から6年間、日本大学理工学部建築学科非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 勝利投手 河出文庫