出版社内容情報
水中考古学とは…沈没船、海底都市、遺跡、財宝を調査し、人類史を読み解く学問。海外の主要各国には100人程度の研究者がおり、国家プロジェクトで発掘調査を行う。60年代から本格化した「考古学のフロンティア」と言える分野で、歴史を覆す新事実が続々と発見され、大きな注目を集めている。日本の海岸線の長さは世界6位(アメリカは8位)。世界に名だたる海洋国家にもかかわらず、水中考古学では悲しいほど後進国……。万単位の海底遺跡が眠っている可能性があるのに、登録はわずか387件……。本書はそんな日本ではまだマイナーとされる学問を追究する1人の人間のユニークな人生航路を辿ることで、水中考古学の魅力や発掘の歴史が楽しくわかる一冊。
内容説明
坂本龍馬のいろは丸は銃を積んでいなかった?蒙古襲來の神風は実在した?カリブの海賊の港町は一夜で沈んだ?沈沒船から見つかったオーパーツは世界最初のコンピューターだった?湖に沈む一隻の釣り舟はキリストの舟だった?歴史の常識を覆す世紀の大発見が續々!
目次
1 水中考古学で解き明かす蒙古襲来の真実
2 さざ波のような人生で水中考古学の魅力に溺れる
3 世紀の大発見でたどる海底探査の歴史
4 瓦は語る 相島海底遺跡が伝える水中考古学の魅力
5 実録・海底遺跡の発掘調査 日本の海は世界に通ず
6 日本の水中遺跡冒険図鑑
7 世界の水中遺跡冒険図鑑
8 謎めくアジアの船 オリエンタルの魅力と歴史
著者等紹介
佐々木ランディ[ササキランディ]
1976年生まれ、神奈川県出身。高校卒業後に渡米。サウスウェストミズーリ大学卒業後、テキサスA&M大学大学院にて博士号(人類学部海事考古学)取得。同大学で「水中考古学の父」と呼ばれるジョージ・バス氏に師事した。アジアの水中遺跡調査に多く参加。また、文化庁「水中遺跡調査検討委員会」に関わり、日本の水中遺跡の保護体制整備に向けた調査を行なう。一般社団法人うみの考古学ラボを設立し、水中考古学の普及のための活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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