内容説明
“万葉集で詠まれた「アサガオ」は、本当は「キキョウ」?!”“江戸末期に品川で発見された「シナガワハギ」”“大名行列の毛槍から名がついた「スズメノヤリ」”“古来、「ススキ」は屋根の材料として使われていた”名前の由来や歴史の知識、観察のポイントまで写真で詳しく解説。名前がわからなくても色から探せる色別索引付き。
目次
第1章 街・人里で見られる雑草・草花
第2章 野原で見られる雑草・草花
第3章 林・里山で見られる雑草・草花
第4章 水辺で見られる雑草・草花
著者等紹介
岩槻秀明[イワツキヒデアキ]
宮城県生まれ。気象予報士。千葉県立関宿城博物館調査協力員。自然科学系ライターとして気象、植物、昆虫など、身近な自然に関する書籍・雑誌の執筆などを行っている。また「わびちゃん」の愛称で、テレビやラジオなどのメディアにも多数出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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チャーリブ
38
東京の在来種である植物たちを取り上げた草花図鑑。取り上げられている草花は150種あまり。季節ごと、花の色ごとに分けられているので簡便な植物図鑑としても使えそう。タイムマシンで江戸時代に行けたらまず最初にどんな草花が咲いているかを知りたい。チカラシバ、オヒシバ、ヤブカラシ、タケニグサ、カタバミ、ツメクサ、オオバコ、ノゲシなど今も見かける連中が道端にいるはず。しかし、様々な園芸種や逃げ出した元園芸種たちの姿がない風景はちょっとさびしいかも。○2022/06/21
びぃごろ
15
花の図鑑には紹介されない、雑草と言われるような身近な植物が数多く載っている。母が子どもの頃おやつにしたって云う草もその通り説明されており、裏付けられた。コンクリートや芝や飛石の間に小さく生えているものたちの名前が知れて嬉しい。夏の暑さに負けず畑をグングン覆い、成長する草やほっておくと1m以上になる手強い奴等の名前も捉えたぞ!これで対等に向き合える気がする。花の色別検索があり植生別に紹介されている。写真は美しいが背景が切り取られ、実際の大きさが掴めないものがあったのが少々残念。2021/12/08
ポメ子
6
江戸時代に、各草花は、どう扱われていたか、垣間見ることが出来て良かった。 花季が長く、可憐な青色を気に入っている、オオイヌノフグリは、明治時代に渡来したらしい。在来種のイヌノフグリは、ピンクみたいだ。時期になったら注意して探してみようと思った。2022/02/17
yooou
6
☆☆☆★★ 改めて自分の植物音痴ぶりがまざまざと自覚できました。写真をみて説明を読んでもどこがどうなっているのやらさっぱりでした。2022/01/23
さちこ
3
凄く発見がありました。昔覚えた花の名前は忘れないものですね。思い出と共に。2021/12/05
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- 和書
- 脳内汚染