出版社内容情報
東京には、戦災や震災を乗り越えた古い建物が多く残っています。昔ながらの商店街や下町を歩けば、気になるレトロな建物がちらほら……。実はそれ、「看板建築」かもしれません。看板建築とは、大正から昭和初期にかけて建てられた木造の店舗兼住居で、正面部分は看板のように銅板やタイル、モルタルなどの装飾で彩られています。店舗ごとのユニークな装飾は、著名な建築家ではなく、建主や施工にかかわった職人たちが自由に施したものがほとんど。型にとらわれない自由な佇まいが、今も人々の心を魅了しています。老朽化や空き家化によって日々取り壊されつつある看板建築。本書では、今も現役で稼働している貴重な東京の看板建築を集めました。営業中の店舗は、実際に建物の中に足を踏み入れることもできます。
内容説明
商人や職人の自由な発想、手仕事の温もり、時間の紡ぎだす味わい―。看板建築のドラマチックな瞬間を切り取った写真ガイド。エリアごとのおすすめルートがわかるイラストマップ付き。
目次
神田・神保町エリア
日本橋エリア
銀座・築地エリア
品川・芝・高輪エリア
台東・墨田エリア
その他エリア
著者等紹介
宮下潤也[ミヤシタジュンヤ]
長野県生まれ。一級建築士。筑波大学芸術専門学群デザイン専攻卒業後、ゼネコンにて建築設計の仕事に従事する傍ら、2017年より看板建築を題材としたイラストレーションの制作を始める。独自の目線で切り込む古今東西の看板建築考察がSNSで話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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