目次
アートの誕生(紀元前40,000年から紀元前20年)
聖なるものに形を与える(800年から1425年)
再生=ルネサンス(1425年から1550年)
現実をありのままにえがく(1550年から1750年)
革命!(1750年から1860年)
思いや感情を表現する(1860年から1900年)
戦争と平和(1900年から1950年)
世界のどこにいようとも(1950年から2014年)
著者等紹介
バード,マイケル[バード,マイケル] [Bird,Michael]
イギリスの作家、歴史家、ラジオ司会者。さまざまな媒体にエッセイや記事を投稿し、講演も積極的に行っている。大英図書館のグディソン奨学金を獲得し、イギリス現代美術のオーラルヒストリーを収集している
エヴァンズ,ケイト[エヴァンズ,ケイト] [Evans,Kate]
ブリストル在住のイラストレーター。ファルマス大学でイラストレーションの学士号を取得。2006年に卒業後、フリーのイラストレーターとして“ハーパー・コリンズ”、“ガーディアン”、“マクミラン出版”、“ナショナルジオグラフィック”、ロンドン交通局、“V&Aマガジン”などと仕事をする
岡本由香子[オカモトユカコ]
静岡県生まれ。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に10年間勤務。児童書からノンフィクションまで幅広い分野の翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
73
3万年前に洞窟に絵を描いた人は何を思っただろう。人はなぜ絵を描くのだろうか?という命題で、68の世界の芸術作品を、画家や芸術家がこんな風に暮らし考えていたという文章が添えられていて作品が身近に感じられる。その時代と出来事が画家や芸術家に影響を与えている。人はそうやって何かを生み出しながら生きてきた。なぜゴッホは星月夜のうねる糸杉を描いたのか?訴えかけてくるような色と独特なタッチ。「星月夜」は来ないけどゴッホ展でうねる糸杉を見て感じてみよう。図やイラストも多く子供も読みやすい絵画・芸術の歴史の流れがわかる本2019/09/25
コットン
69
大判の紀元前四万年から2010年までの68作品のアート解説本(年代順で全ページの約1/4程でルネサンス初期のジョットが出てくるので、時間軸の配分的にはちょうどいい感じ)。読者層を中学一年生辺りから以上を対象としているようで、解説が物語風に終始しているのが気にはなったが、アート愛のある本。2019/04/20
けろりん
52
タイトルの印象で、ゴッホの画業に迫るアートミステリーかと思いましたが、それは誤り。4万年前のドイツの洞窟から、2014年の北京の路上までのアートを、時代を追って、さまざまな作品を、その制作の背景や制作者の人物像を、物語とイラストで紹介した、美しく立派(大判で重量級)な本です。象牙のライオンマン、ツタンカーメンの埋葬品、アンコールワット、ルネサンス、印象派、シュルレアリスム、前衛…。アート作品の可能性と進化、拡がりが、読み手の年齢を問わず楽しんで学べる構成となっており、アート初心者の手引書としても有用です。2021/05/31
ネコタ
45
この本は家に飾っておきながら、ときに眺めるように読みたい。ゴッホのみならず4万年前の石像や洞窟の壁画から始まり、現代芸術まで紹介しているアートの歴史本。そしてアーティストが何を見て、何を考え、もしかしたら何かを話しながら、芸術作品を創り上げていく様子が描かれている。2019/03/30
ゆりこ
26
図書館本。じっくり読みたい一冊ながらパラパラとしか読めなかった💦世界史をまた教える機会に恵まれたら、ぜひ生徒に紹介したい本。特に氷河期〜古代のプリミティブな絵や彫刻が素敵でした。絵画やアートの歴史がよく分かる(後半、やや西洋寄りかな?)ケイト・エヴァンズさんのイラストもすごく良い。2023/10/14