イートン校の２羽のフクロウ

フランクリン，ジョナサン【著】〈Ｆｒａｎｋｌｉｎ，Ｊｏｎａｔｈａｎ〉/清水 玲奈【訳】

エクスナレッジ（2017/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 224p／高さ 19cm
• 商品コード 9784767823034
• NDC分類 936
• Cコード C0098

出版社内容情報

ウィリアム王子も通ったイギリスの歴史ある超名門男子校パブリックスクールに２羽のモリフクロウを学校に連れていったとき、それが数カ月に渡ってどんな騒動を引き起こすか、まったく予想もしていなかった・・・フクロウのありのままの姿を描き出し、だれもが物語を読む楽しさが存分に味わえます！著者自身による写真、イートン校での著者のクラスメイトによる挿絵も掲載。1960年に出版され、イギリス国民に愛されてきたロングセラー待望の翻訳書！

内容説明

イギリスでいちばん有名な２羽のフクロウ―ウィリアム王子やエディ・レッドメインも在学した英国の名門パブリックスクール「イートン校」に通う、フクロウの兄妹がいた…！？１９６０年の出版以来、英国民に愛され続けてきたロングセラー・ノンフィクション待望の日本語版。

目次

１　フクロウがやってきた
２　学校生活
３　「知恵の象徴」を教育する
４　６月４日と、実家への旅
５　翼を広げて
６　自然に帰る
７　余話　ディーディー

著者等紹介

フランクリン，ジョナサン［フランクリン，ジョナサン］ ［Ｆｒａｎｋｌｉｎ，Ｊｏｎａｔｈａｎ］
１３歳でイートン校に入学し、在学中に『イートン校の２羽のフクロウ』を執筆。１９６０年に出版されたこの本は、ロンドンの新聞「Ｅｖｅｎｉｎｇ　Ｓｔａｎｄａｒｄ」紙で連載され、２週間にわたり同紙のベストセラー上位１０位に入り、２０１０年には「Ｃｏｕｎｔｒｙ　Ｌｉｆｅ」誌の「Ｏｎｅ　ｏｆ　ｆｉｖｅ　ｂｅｓｔ　ｎａｔｕｒｅ　ｂｏｏｋｓ（自然に関する本ベスト５）」の中の１冊に選ばれた。現在はイギリス・サフォーク在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[九月猫]

英国、学生寮、フクロウ……とくれば、ハリー・ポッターの世界が思い浮かぶ。けれど、こちらはなんと実話！実際に寮の部屋でフクロウを飼育したことに驚きです。時代なのかお国柄なのか校風なのか、わからないけれど、懐が深いというか おおらかだなぁ(*´ω｀*)寮に連れ帰る地下鉄で乗り合わせた乗客たちが最初は見ないようにしていたのに、そのうちフクロウの可愛い仕草にくぎ付けに とか、脱走した一羽を捕まえに夜の墓地へ怖々探しに行ったとか、おもしろかった。でもテレビ出演のエピソードはフクロウにはちょっと可哀想だったかなぁ。

2017/05/16

[mntmt]

フクロウは、かわいいけど、飼育が大変そう。愛がなくては無理だろうなぁ。

2017/05/15

[茶坊主]

イートン校に在籍中だった著者が、休暇中に実家で保護した２羽のフクロウの雛を育て、野性に返すまでの、約一年間の記録。 規律が厳しい学校で、それでも級友や舎監まで、温かい目でフクロウを見守っていて、微笑ましい。 前に読んだ、ペンギンを飼う話もそうだけど、名門パブリックスクールって、厳しいけど、ユーモアもあるようね。 ただ可愛がるだけじゃなく、最終的には「野性に返す」ことをちゃんと意識して世話してる姿勢がいい。

2017/11/10

[如月睦月]

著者がイートン在学時に飼った2羽のフクロウ（ダムとディー）との生活をまとめた話（ノンフィクション）。英国の日常生活に関心があるため、イートンでジョージ3世の誕生日を祝う休日6月4日に家族がやってくるお祭りが開かれ、社交界デビューしたばかりのデビュタントがイートン校の生徒にお披露目するチャンスだったとかそういう話が面白かった。家にはメイドが居て、フクロウの面倒を見るのを手伝ってくれたとかやはりイートンに通う家の子はお金持ちなんだな…と思った。イートンで飼っていいと言う舎監。凄く自由で良いなと思った。

2018/12/21

[めぐみ]

自然の生き物と生活するってこういうことなんだなって描写が多数。 実家とのやり取りはほぼ手紙ってところが、やっぱり昔の話なんだと思い知らされる。 読んでる傍らにふくろうの写真とかぬいぐるみとか置いておくと2羽の可愛さが増す。巻末の写真がとてもいい。

2017/11/02