出版社内容情報
読みやすく、色鮮やで美しい、クラゲの不思議を読み解く保存版ガイド!波打つ傘型の体、不規則に広がる触手・・・。5億年以上前から海にくらしてきたクラゲは、うっとりするほど美しく、ぞっとするほど恐ろしい生き物です。この本では、十文字クラゲからブラックシーネットルまで、50種のユニークなクラゲたちを、息を呑むほど美しいカラー写真で紹介。また、クラゲの体の構造、歴史、分布、生息海域、生態系における役割についても詳しく解説しています。
内容説明
クラゲ研究の第一人者が、不思議な魅力をもつ50種のクラゲによって自然史と生物学を詳しく解説し、急速に変化し悪化しつつある海洋環境と、クラゲとの関係についても考察。この本を読めば、死んでも蘇る不死身のクラゲや、海藻や貝殻のなかにカモフラージュして紛れ込むなど、様々なクラゲとその世界について学ぶことができます。読みやすく書かれ、色鮮やで美しいこの本は、最新の生態学的知見が盛り込まれた、クラゲというはかない海の不思議を読み解くための頼もしいガイドです。
目次
第1章 クラゲの解剖学(カツオノエボシ/ブルーボトル;バテイクラゲ/マツノミクラゲ属のクダクラゲ ほか)
第2章 クラゲの生活史(ベニクラゲ;十文字クラゲの仲間 ほか)
第3章 クラゲの分類と進化(ブラックシーネットル;バジンガ ほか)
第4章 クラゲの生態学(イルカンジクラゲの仲間;バレンクラゲ ほか)
第5章 わたしたちとクラゲの関係(エチゼンクラゲ;シーウォルナッツ ほか)
著者等紹介
ガーシュウィン,リサ=アン[ガーシュウィン,リサアン] [Gershwin,Lisa‐ann]
オーストラリアクラゲ刺傷情報室(Australian Marine Stinger Advisory Services)室長。1998年、クラゲの大発生と進化に関する研究でフルブライト奨学金獲得。これまで200種以上の新種を発見、その内容は少なくとも16タイプの非常に危険なクラゲから、新種のイルカまで多岐にわたる
リンズィー,ドゥーグル[リンズィー,ドゥーグル] [Lindsay,Dhugal]
1971年オーストラリア北東部ロックハンプトン生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。農学博士。海洋研究開発機構(JAMSTEC)の主任技術研究員として、クラゲ類を代表とするプランクトンの生態学及び分類学を通じた多様性を研究する。国際ヒドロ虫学会会長、Plankton and Benthos Research誌(日本プランクトン学会出版)編集長、北里大学客員准教授・横浜市立大学客員教授などの他、Marine Technology Society Journal(アメリカ海洋工学学会)及びScientia Marinaの編集員、World Register of Marine Species(WoRMS)の編集者などを務め、国際的に活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
mizuki
くるぶしふくらはぎ
あっか
クラミ♬