出版社内容情報
世界中のアーティストたちによって描かれたクールでちょっぴり風変りな犬たちのコレクション！多くの種を持ち、表情も豊かな犬たちが、巨匠の目を、筆を通すことで、さらに違った顔を見せる。人類の最良の友である犬たちの姿を、美しいデザインに封じ込めた、犬好き・アートファンに捧げる一冊。
内容説明
デイヴィッド・ホックニー、フランシスコ・ゴヤ、マリー・ローランサン、エドガー・ドガ、ダンテ・ガブリエル・ロセッティ…画家たちがキャンバスに封じ込めた、人間の最良の友の姿。
著者等紹介
ハイランド，アンガス［ハイランド，アンガス］ ［Ｈｙｌａｎｄ，Ａｎｇｕｓ］
英国のグラフィック・デザイナー。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒業後、Ｄ＆ＡＤ賞をはじめとする各種の賞を受賞、現在はデザイン会社ペンタグラムの共同経営者でもある。２００１年にはブリティッシュ・カウンシル主催の展覧会「Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｔｈｉｓ」の共同キュレーターを務めた
ウィルソン，ケンドラ［ウィルソン，ケンドラ］ ［Ｗｉｌｓｏｎ，Ｋｅｎｄｒａ］
編集者、ライター。人気ガーデニングブログＧａｒｄｅｎｉｓｔａに開設時より寄稿するほか、デザイナーおよび外部編集者としてＶｏｇｕｅ、Ｃｏｎｄ｀ｅ Ｎａｓｔ Ｔｒａｖｅｌｅｒ、Ｏｂｓｅｒｖｅｒ Ｆｏｏｄ Ｍｏｎｔｈｌｙなどに携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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くさてる
24
こういう絵画の中に描かれた動物を取り上げる本だと、西洋絵画の古典から始まることが多いけれど、この本は現代作家の作品が中心で、そこが新鮮で面白かったです。人間と暮らす道を選んだ犬たちはみな愛らしくもカッコよく、良いたたずまい。犬好きには間違いなくお薦めです。2021/05/09
aloha0307
21
人間にもっとも近しく（親しく）、距離感のない動物は、やはりワンちゃんだろう。書中、多くのワンちゃんが、飼い主と共にいる．．．ただそれだけでの歓びをワンワンと放射しています。 私のお気に入りは、マックリュアー作”おうちへ帰ろう” スーパーマーケットの帰り道、助手席と後部座席に陣取って前方一点を見つめる二匹 その すっとぼけた味わいに笑いが止まりませんでした。ヤング作”ムーンライト” は天空 宇宙との一体感のスケールに圧倒されました。2017/05/03
ゆーかり
19
最近の絵も多いが、ゴヤ、ドガ、ローランサン、ティソ、サージェント、ロセッティなども有り。スエーレン・ロスの「さりげないヒント」(パグ)「ちょっとひとやすみ」(ラブラドールレトリーバー)が好き。ホックニーの敷物の上で丸まる２匹、イエット・ランゲフェルト「ジャック・ラッセル」の内なる叫びも良い。ダックスフントは独語でアナグマ犬、アナグマを巣穴からつつき出すよう品種改良されたらしい。文章も犬好きさんならでは。犬好きな方にはきっと楽しい一冊。2017/03/11
那由多
18
現代絵画を中心に、そこに描かれたワンコにスポットを当てており、画家の愛情が伝わるものが多かった。〔以下は特に印象に残ったもの〕グラジナ・スマレジの構図。チャーミング・ベイカーの大胆で荒々しい筆使いを用いた体に対し、優しく丁寧な目。スエーレン・ロスは、小物や視線と表情から心の声が聞こえてきそう。ローラ・ハーディは、毛の一本一本まで全て描き込んでるかのような細密さ。2021/10/22
ひなにゃんこ
14
★3.5 「名画」のタイトルから、美術史的な古典〜近代の芸術家の作品ばかりかと思ったら、現代の作品の方が多かった。いわゆる「名画」のイメージだと、肖像画に添え物のように描かれる犬みたいな、真面目な描写ばかりになりそうだから、内容的には、これはこれで。多彩な犬種やデフォルメされた犬など、現代ならではのポップな作品が面白くて良かった。2017/12/25
