出版社内容情報
モンゴメリーが生まれたプリンスエドワード島の美しい自然と牧歌的な風景が『赤毛のアン』の舞台となった。トム・ソーヤーのガールフレンドのモデルとなった家はメーク・トゥエインが幼少期を過ごしたハンニバルに今でも残る。О・ヘンリーの『最後の一葉』の舞台は、彼が住んでいたアパートの近くにあった。などなど…文豪たちの創作活動とその現場を、美しいビジュアルと共に紹介!
内容説明
あの名作はどのようにして生まれたのか?文豪たちの創作活動とその現場を辿る。
目次
1 北米の文豪
2 イギリスの文豪
3 フランスの文豪
4 ドイツの文豪
5 ロシアの文豪
6 北欧&イタリアの文豪
著者等紹介
阿部公彦[アベマサヒコ]
1966年横浜市生まれ。東京大学文学部准教授。専門は、英米文学研究、文芸評論。著書は『文学を“凝視する”』(岩波書店 サントリー学芸賞受賞)など
阿部賢一[アベケンイチ]
1972年東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は中欧文化論、比較文学
楯岡求美[タテオカクミ]
1967年東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門はロシア文化論
平山令二[ヒラヤマレイジ]
1951年新潟市生まれ。中央大学法学部教授。専門は、ドイツ語、ドイツ文学(特に18世紀文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
122
世界の文豪41人の家。収録されている文豪全員の作品を読んだわけではないですが、この作品にこの家ありというか、意外と文豪と作品と棲家のイメージがマッチしてました。しかし、可愛らしい家から豪勢な家まで。もちろん、初期の頃は貧乏でこんな家には住んでおらず、終の住処となったところもあったりと、簡単な解説と年表付きがまた嬉しい。手元に置いて時々見返したくなる本でした。2017/10/20
さつき
61
著名な文豪の家が次々に紹介されていて、眼福です。私の好みは外壁につるバラやクレマチスなどを這わせてるイギリスの家かなぁ☆ポターのヒルトップ農場はやっぱり素敵です。また、お屋敷には関係ありませんが、オースティンの肖像が新しい10ポンド紙幣に印刷されていることを知り、見てみたくなりました。2017/09/27
ごへいもち
45
読友さん御紹介本。少なくとも海外のこの時代までは文を書くことは富裕層でないとできないことだったとわかる。表紙はユゴーの家2017/01/02
るぴん
41
図書館本。表紙のヴィクトル・ユゴーの家の内装に圧倒されるも、至って普通の家もあり、世界の文豪の家も様々。イギリス湖水地方のワーズワースの家やビアトリクス・ポターの家、A.C.ドイルの家などは、周りの景色も素晴らしくて好き。湖を望むお城のようなヘルマン・ヘッセの家も素敵。スウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーヴの書斎がとても好みだった。パステルグリーンの壁紙と、ぐるりと部屋を囲む書棚。憧れる(*^^*)2017/11/20
ユウユウ
37
読んでいる作品や作家が少ないのが口惜しい。写真も美しくて、引き込まれ、文豪の作品に挑戦したくなる。日本版もないかな。2018/08/15
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- 和書
- 脱成長と欲望の資本主義