内容説明
明治維新から終戦まで、日本と世界に何が起きていたのか?開国以降の日本の対外戦争を、戦況図と豊富なイラストで完全図解。そのとき日本、アジア、欧米で何が起こっていたのかが、ひと目でわかる歴史年表付き。
目次
序章 開国以前の日本の対外戦争を知る(日本の幕開け;幕末から明治へ)
1章 日本の開国と日清・日露戦争(列強のアジア進出;日清戦争前夜;日清戦争;日露戦争前夜;日露戦争)
2章 世界大戦と戦争の時代(第1次世界大戦;大東亜戦争前夜;支那事変;大東亜戦争)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
169
図書館本。白村江からでしたが、ほぼ日清、日露、第二次世界対戦でした。戦いごとに図解があり無知だった日清、日露は分かりやすかったです。ただ日本側の解釈かなっという所も。2017/07/02
hit4papa
58
日本の対外戦争について図解したものです。帯には”開国以降”とありますが、開国以前の対外戦争、例えば「白村江の戦い」、「元寇」、「朝鮮出兵」についても記載があります。一つのテーマについて、解説、戦況図、データ、その時世界は、が一覧できる体裁で、資料として良くできています。小説を読む際に、ん?となったら、本書を引いて理解を深めるのが効果的でしょう。データが語る戦力、戦死者からは、戦闘の規模が把握でき、近代日本の戦争が如何に無謀で恐ろしいものであったかが思い知らされます。自分の苦手な近代史は、理解できました。2020/10/08
niisun
20
『日本の戦争 解剖図鑑』とタイトルにあるように、日本以外の国との戦いを図解で分かり易く説明した本。掲載されているのは「倭国」改め「日本」が唐・新羅連合軍と戦った“白村江の戦い“から始まり太平洋戦争終結にあたる“玉音放送”まで。特に、日清日露~太平洋戦争については、戦場ごとに詳述されていて、今までほとんど知らなかったことも多く、とても興味深かったです。作者が前書きに書いている「謙虚な姿勢で歴史から学ぶ」は理解するが、あとがきの「すべての国に戦争責任がある」という話は事実列記の図鑑には不似合いな気がしました。2016/09/21
鯖
19
白村江から始まり、内戦ではなく、日本とそれ以外の他国の戦争を見開き一枚ずつ、図や絵を用いてコンパクトに分かりやすく説明してある。当たり前のことだけれど、明治以前のその「戦争」は白村江、元寇、秀吉の唐入りのみで、残り70強は近現代に入ってから起きたことなんだよなあ…。戦死者数も克明に記載されており、こんな小さな国が列強相手によくぞここまで戦ったとは確かに思うんだけれど、その膨大すぎる死者の数はどこかで判断を誤った証拠だと私には思えてならない。資源がない代わりに、人を消費しすぎる国だと思うんですよね、未だに。2016/10/02
そうぺい
12
初読。拳骨さんの本は初めて。この〜解剖図鑑シリーズは、何故か手に取りたくなり。さて、読メ再開&新刊読書再開に、この本はどうなの?wただ社会や世間や生活がざわつくと、どうも読書に没頭できないようで…と、元々参考書として購入してたのですが、○HKのドラマで、司馬遼太郎原作「坂の上の雲」を見てまあ面白いんですが、あれ?と思うとこが多数…と言っても司馬遼太郎を読んだことも無いし、これからも多分読みませんがwまあ、確認したくなって誤りを納得できるありがたい本です。小説を史実と偉そうに誤認している人に薦める本ですww2020/05/31