内容説明
迷った時は思考をリセット。見落としがちな大切なことを知る、家づくりの道しるべ。
目次
01 生きる、暮らす、家を持つ―後悔のない家を手に入れる(「家って何だろう」から出発する;家づくりは自分を知ることから ほか)
02 家の居心地の良さはルーツにあり―心地よさには理由がある(日本の民家から学ぶ、生活の知恵;気候風土を読む ほか)
03 暮らしに合ったハコを考える―長く愛せる家のつくり方(帰りたくなる玄関が欲しい;リビングには求心性がほしい ほか)
04 もし「○○○」のある家をつくるなら―メリット・デメリットを考えよう(もし「広がりのある家」をつくるなら;もし「条件の悪い敷地」に家をつくるなら ほか)
著者等紹介
佐川旭[サガワアキラ]
一級建築士/女子美術大学非常勤講師/株式会社佐川旭建築研究所代表。1951年福島県生まれ。日本大学工学部建築学科卒業。「つたえる」「つなぐ」をテーマに、個人住宅から公共建築まで、幅広い実績を持つ。生活総合情報サイト「All About」の「家を建てる」ナビゲーターとしても活躍。設計管理をした岩手県紫波町立星山小学校が、2010年第13階木材活用コンクール特別賞と、うるおいのある教育施設(文部科学省)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
織町
11
“小さな「用なき所」を設けてみます。するとスペース間の境界はやや曖昧となり、ひと呼吸する場、つまり「間(余白)」が生まれるのです。”素材について多く触れられていた。森林国日本が国産材20%しか使われていないのは驚き。勿体ないなぁ。五感で感じる心地よさ。そういう部分も大切にしたい。そして、やはり一番読み込んだのは「間」の章。中庭、デッキ、縁側、床の間、坪庭。どれも好き。余白こそ心のゆとり、つくづく日本人であるなぁ。呼吸も心もゆったりになるよね。もっと間取りの図例があれば嬉しいのですが、面白いシリーズ。2017/04/24
ぴ
3
家づくり本を3ステップに分けると1ステップ目の本だと思います。"家づくりで考えるべき要素を全部並べてみたよ、一緒に考えよう"という本なので、まず最初に買う本としておすすめかなと思います! 2024/07/01
ココアにんにく
3
○○図鑑のシリーズはついつい読んでしまいます。「色・明るさは手の甲が基準」「白の特徴~可憐で清楚しかし反射率の高さから疲れる要因」「15cmの倍数と千円札」「畳2畳での広さのイメージ」「照明」など今気になっていることの勉強に。森林は他国より豊富にあるのにコストが高く資源にならない現実も。今の自分と関係のない戸建ての話も関心を持って読みました。街中を歩く時に、いろんな家を見るのが楽しくなる一冊。2016/10/31
chiko
1
結局、住めば都だし、やっぱり建ててからの後悔もつきものだし…。と思いながら読んだ。中庭、天窓、土間はいらない。
林檎
1
こういう考え方があるのかと面白かった2022/01/16