感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙
20
システィーナ礼拝堂の天井画、ローマのコロッセオ、アントワープ大聖堂、サンマルコ大聖堂にも再訪したく。人智を超えたものとして、ニュートン記念堂。ニュートンの宇宙観を建築空間として描いたエティエンヌ＝ルイ・ブレに夢中に。球体建築に心惹かれるのは何故だろう。ミュシャとブリュッセルのタッセル邸の比較にため息が。ムンクの叫びとアインシュタイン塔の組み合わせは秀逸！ルーブルの天文学者、ヴェネチアのサンジョルジョ・マッジョーレ聖堂の美しさは夕陽の思い出と共に。ウィーン美術史館のバベルの塔は是非この目に納めたい。2016/09/11
遠い日
7
美術と建築との比較、どこが違うかということの精査ではなく、比較されたものから見える「美しさ」の解説。わたしには難しいものもありましたが、有名なアートではなるほどと理解でき、興味深かったです。2020/08/04
山のトンネル
5
★★★旅行に行く際に手に取りたい書物。タイトルの通り、世界の美しい美術と建築への造詣が深まる。2021/03/02
がんぞ
4
建築物は、絵画よりも人目に触れ≪思想≫を表現＝世間に訴える力がある。代表的世界名画のそれぞれに代表的世界各地の建築物を対比して考察する試み。絵画が高価と言っても、建造物は実用性・耐久性という制約がある上に比較にならぬ莫大なデザインの思案、建築技術、人手、材料費用、を要する。古人が達成した成果は、絵画が個人的であるのに対し建造物は（永遠を願う権力者の意を体して宗教テーマが多い）権力の象徴である。ギリシャの演劇場は民主主義の現場＝共通認識の形成プロセスだったが／20世紀美術は多数流派に分かれ内面を見つめ建築は2017/10/03
takakomama
3
美術と建築、絵画や彫刻などと建築物をくらべて解説。頷く組み合わせもあれば、よくわからない組み合わせもありました。絵画が好きなので、第２章「絵画に描かれた建築」がよかったです。2019/09/11
