隈研吾 オノマトペ 建築

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  • サイズ B5判/ページ数 191p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784767820521
  • NDC分類 520.87
  • Cコード C0052

内容説明

建築家自身がオノマトペを使って解説を付し、建築の新しい方向を示した画期的作品集。2005年から2015年までに至る自撰32作品を全頁カラーで紹介。

目次

ぱらぱら
さらさら
ぐるぐる
ぱたぱた
ぎざぎざ
ざらざら
つんつん
すけすけ
もじゃもじゃ
ぺらぺら
ふわふわ

著者等紹介

隈研吾[クマケンゴ]
1954年横浜生まれ。1979年、東京大学大学院工学部建築学科修了。1985‐86年にコロンビア大学客員研究員。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。2001‐09年、慶應義塾大学大学院、2007‐08年、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校にて教鞭をとる。2009年に東京大学大学院教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

306
隈研吾の設計した建築の写真集。ユニークなのは、それらの建物を「ぱらぱら」であるとか「さらさら」などのオノマトペで分類しているところ。実際、この人は設計に際しても、しばしばこうしたオノマトペで表現するらしい。それはすなわち、建築に独特のリズムーしかも単に機械的ではない人間の律動を持ち込むということだ。したがって、表現素材には多く木が用いられている。まさに、それこそが彼のオノマトペ表現に相応しいからに他ならない。写真で見るさえ実に心愉しい躍動感に包まれる。実際にこうした空間に身を置いてみたいものである。2023/07/08

31
門外漢にはちょっと小難しい建築理論の中に現れるオノマトペたち。そのコントラストが次第に癖になる本。眺めるだけでも楽しいです。2023/01/26

izw

15
隈さんは設計の打ち合わせをするときにオノマトペを連発するそうです。そうしてデザインされた作品が、ぱらぱら、さらさら、ぐるぐる、ぱたぱた、ぎざぎざ、ざらざら、つんつん、すけすけ、もじゃもじゃ、ぺらぺら、ふわふわ、というオノマトペとともに紹介されています。でも、オノマトペを介したコミュニケーションは日本語が堪能な人としか成立しませんよね。外国の人とは、それなりに説明的な表現でやりとりをするのでしょうか。2015/12/07

nbhd

13
素材の人、ファサードの人。構造の人、空間の人、ではない。2017/08/31

christinayan01

5
隈さんの建築を擬音で例えてジャンル分けした面白い作品集。小難しい理論とかは苦手なので、こういう感覚的でソフトに語りかけてくれる建築家さんがいることに感謝したい。「ぐにゃぐにゃ」とかは流行りでしょうが、特に建築で「パラパラ」は面白い。隈さんの作品においてバラけていることやランダマイズされたオブジェクトは必須と言っていいし、魅力が満載。掲載建築の比率は国内・海外で半々。国内はほぼ全部見学しました... ちなみに隈さんの本は必ずご本人のコラムみたいなものが書かれていて、彼の建築哲学を知ると建築がさらに楽しくなる2016/10/04

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