内容説明
笑えて泣けて絶句する。生きるのに必死すぎて、こんなにも変てこになった生き物たちの、おかしくも切ない113の物語。
目次
狩る 捕る 喰らう(ヨウカイカマキリ;サーカスティック・フリンジヘッド ほか)
愛する自分を守るため(トラフトンボマダラチョウ;グラスフロッグ ほか)
存在しない者たち(コノハチョウ;カレハバッタ ほか)
周りに合わせて生きてます(キリンクビナガオトシブミ;ジェレヌク ほか)
ある愛の詩(アオアシカツオドリ;オウギバト ほか)
著者等紹介
早川いくを[ハヤカワイクオ]
著作家。1965年東京都生まれ。多摩美術大学卒業。広告制作会社、出版社勤務を経てフリーに。「へんないきもの」シリーズが累計55万部のベストセラーとなり本格的な作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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mitei
349
写真を眺めているだけでも面白かった。こういう生き物って人間と違ってどんな事考えて日々生きてるのかな?って興味がある。2016/06/22
kinkin
94
年中繁殖期である、年中食べている、年中争う、年中ぼやいている、年中疲れている、年中お金に取り憑かれている生きもの、それは人という生きもの。この本の表紙はハダカデバネズミ。まことにぶさいくな生きものだ。しかし読んでみるとよほど人よりいろいろな能力を持っている。紹介されている生きものたちのほうがよほど優れている。擬態、滑空できる生きもの、海を漂いながら暮らすものetc.彼らから見ると人ほどへんな生きものはいないと思っているのではないか。 図書館本2020/03/18
あじ
73
人間にも「変」が付く人はいる、でもここまで「へん」じゃない。嫌らしい目をしてポンポンを持つチアのカニや、寿司ネタを乗せたアルマジロ、自分の羽にイラストを描いた虫サロン通いのハエ…へん体のるつぼにどっぴんしゃんとハマる。極めつけはガスマスクをつけたようなクシャおじさん。このおじさん151度の高熱、−273度の絶対零度で真空でも高圧化でもへっちゃら。化学物質、放射線にも耐えうるし宇宙服を着なくても宇宙遊泳可ときた。「へん体」の正体が知りたい?あなたの「ド変欲」をこの本は満たしてくれるはずです。解説もへんです。2015/09/15
hnzwd
68
『へんな生き物』でイラストで紹介されていた生物が写真で!!表紙のハダカデバネズミは大学生の時に良く見てたので、それほど衝撃はありませんが、昆虫は物凄いフォルムのが多いなあ。。ありそっくりに擬態するミミックアントが凄い。カメムシの幼虫って。。2017/09/10
こばまり
65
皆等しく地球上に生きていると思うと、なんだか愛しくなります。ふと気が付けば一枚一枚の写真に向かい「すごいなぁ、すごいねぇ」などと声を掛けていたのでした。2015/10/26