内容説明
想像を絶する大自然の橋から未来都市の輝ける橋まで、人類が2千年かけて築いた世界の美しい名作橋を一挙公開!
目次
GREAT NATURE―大自然の橋(ヴィクトリアフォールズ橋;レインボーブリッジ ほか)
CONTEMPORARY―現代の橋(ヘリックス・ブリッジ;OCBCスカイウェイ ほか)
MODERN―近代の橋(シドニー・ハーバー・ブリッジ;タワーブリッジ ほか)
HISTORIC―古典の橋(ハージュ橋;ポンテ・ヴェッキオ ほか)
PRIMITIVE―原初の橋(パッフィンビリー鉄道のモンブルク高架橋;ティチーノ川のボートブリッジ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
44
橋は人の営みの歴史なのですね。近代の橋は映画や写真などで見た覚えがあり、憧れが募りました。でも申し訳ないけれどモーゼス・ブリッジに笑ってしまいました。2017/02/21
依空
43
橋とは本来的に人を渡すという機能を求められたもの。けれど、そこに構造や意匠を凝らして、古来から芸術品ともいえる橋が造られてきた。本書には大自然の橋、現代の橋、近代の橋、古典の橋、原初の橋の5つのテーマに沿って、全世界から93の橋がピックアップされている。機能だけを求めた原初の橋から、芸術品の域に達した橋、近未来的なユニークな橋など、どれも見応えがあるものばかり。個人的には、大自然と人工物の絶妙な調和を見ることが出来る宮城県の大深沢橋が印象的。更に、オランダの「モーゼズ・ブリッジ」の発想には度肝を抜かれた。2015/10/06
かっぱ
38
人工的な構造物である橋がなぜこれほどまでに自然の中で映えるのかが不思議。世界には観ているだけでため息が出そうなぐらい美しい橋がたくさんある。日本の橋は竜神大吊橋(茨木県)、大三只見川橋梁(福島県)、蘭島橋(和歌山県)、大深沢橋(宮城県)、渡月橋(京都府)、東京ゲートブリッジ(東京都)、錦帯橋(山口県)を掲載。2015/06/22
ましろ
22
そういえば登録し損ねていた。去年の主人の誕生日に私からプレゼントした本。主人が橋梁関係の仕事なので『もう知ってる橋ばかりかなぁ…でも家にあって息子と見るのにもいいか』と思って購入。すると知らない橋も結構あったというので良かった!フロリダのセブン・マイル・ブリッジは昔ある企業のカレンダーに載っていて、いつか行って見たい!と思う1つ。ヨーロッパの歴史ある橋も良いけど、現代的なオシャレな橋も良い。本当に死ぬまでに見たい!と思う。2016/02/14
かわうそ
20
「橋」とひと言にいっても、世界には実にいろんな橋があるもので、その中でも特に「絶景」と称される橋の写真集。どの橋も大変個性的であり、岸と岸を渡すという役割を十分に越える芸術性に富んでいる。思い出の橋もいくつかあった。共通して疑問に思うのは「どうやって作った?」というもの。重力と物資の大きさ考えるとどうにも不可能に思えてくるのだけれど、建築学を学んでいれば何となく想像できるものなのかな?個人的には遊び心のある都会の洗練されたものよりは、海外の田舎にあるような、実に原始的な竹のみの橋の方が物語があって好き。2015/06/16