目次
1 Opera House(ガルニエ宮―花の都が世界に誇る豪華絢爛な歌劇場;スカラ座―数々の名作が初演されたイタリア・オペラの総本山;フェニーチェ劇場―かつての美しさを今なお伝える水の都の名劇場 ほか)
2 Theater(ラ・ロッチャ劇場―公演とともに地域色豊かな装飾を堪能;カンポス・エリセオス劇場―完成当時の美しさを保ちつつスタイリッシュに変身;コメディ・フランセーズ―世界最古の劇団の豪華で優雅なホームグラウンド ほか)
3 Concert Hall(カタルーニャ音楽堂―ステンドグラスが鮮やかに輝く世界遺産;アウディトリオ・デ・テネリフェ―岸辺に佇む姿はまるで巨大なアート;オウディトリウム・パルコ・デラ・ムジカ―新しさと古代の空気を併せ持つ音楽の公園 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
44
もう凄すぎて言葉が出ない。次元が違いすぎて。やっぱり音楽やオペラが栄えた国の劇場は凄すぎる。とにかく豪華絢爛で、貴族の嗜みだったんだなあということが窺える。スッキリした近代的なデザインよりも、無駄だとしてもきらびやかな劇場が素敵だなあと思う。オペラハウスやコンサートホールが特に凄いです。一見の価値あり。2018/06/02
ふろんた2.0
19
豪華絢爛な劇場。これで費用回収できるのだろうか。劇場が異世界へと誘ってくれる。2015/03/28
ゆーかり
18
パリのガルニエ宮を始め、バロック、ロココ、モダン、溜息が出そうなほど豪華絢爛な劇場やホールの写真集。表紙はバルセロナのカタルーニャ音楽堂。ウィーン楽友協会は古くてこじんまりしていた記憶があるのだけど、この写真では壮大で煌びやか。シドニーのオペラハウスの外観といい、写真も上手いので更に迫力が増している。ローマのオウディトリウム・パルコ・デラ・ムジカの屋内大ホールがサントリーホールに激似に見える。ヴェネツィアのフェニーチェ劇場に行った時はちょうど閉まっていて入れなかったのだけど、中はこんなだったのかー。2017/10/08
かわうそ
13
劇場。それは建築、絵画、彫刻、音響…考えると全ての芸術要素が含まれているのではないか。演劇、舞踊、光、音楽、服飾、詩、物語。最高に贅沢な空間。中でも世界屈指の美しい劇場を載せた本書。まさに宝石。人類の文化の結晶と言っても差しつかえない。2017/08/08
G-dark
11
世界中の豪華絢爛たる、或いは独創的かつ斬新な設計の劇場を紹介する本。ページを捲る度、あまりの美しさに溜め息をつかずにはいられません。きっと同じ作品を上映したとしても、音響も照明も雰囲気もそれぞれの劇場がまるで違う個性を持っているから、どの劇場かによって作品の味わいも違ってきそう。紹介されている劇場の中には、第二次世界大戦で被害を受けた後に再建されたり、火災によって焼失した後に建て直されたものも少なくありません。復興を遂げ、美しいものを作り上げ、そして次世代へ残す、そんな人間の強さが伝わってきます。2016/01/25