内容説明
リスが走り回るアウトドア書店、「本の天窓」から光がおちるアルヴァ・アールト設計の書店、ビート・ジェネレーションの作家を育てた伝説の本屋さんに、エリザベス女王御用達の書店…。「世界の夢の本屋さん」に並ぶ本とは?そして、そこに働く人の思いとは?11カ国19都市のすばらしき本屋さん。
目次
メキシコシティ
サントリーニ/ミラノ/ポルト/リスボン
パリ
ハンブルク/ベルリン
ヘルシンキ/コペンハーゲン/オスロ
ロサンゼルス/サンフランシスコ/ニューヨーク/オハイ/シアトル
アニック/ヘイ・オン・ワイ/ロンドン
著者等紹介
清水玲奈[シミズレイナ]
ジャーナリスト。東京大学大学院総合文化研究科修了(表象文化論)。パリとロンドンを拠点に、執筆と映像制作を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tera。
30
『世界の夢の本屋さん』第三弾。 ヨーロッパやアメリカから31店を紹介。今回は「世界の本屋さんからあなたへ」というメッセージ付き。森林公園の一角にあるガラス張りのお店や、世界建築の巨匠が設計したお店があったりとバラエティに富んでいる。どの書店のオーナーも店員も、本当に本が好きでお店に誇りを持っているのが判る。書店の良さは何と言っても、実際に本に触れられるって事だと思う。電子書籍やネット書店などの影響で、書店を取り巻く環境は厳しいだろうけど、どうか街の本屋さんが姿を消す事の無いように心から願っている。2014/05/21
ぶんこ
27
3巻目まで読んでみて、建物、内装、そして椅子があり、欲を言えばカフェが有る本屋さんが好みだと解りました。 いつか訪ねる夢の実現の為に、行きたい所のリストを作っておこう! 3巻でのお気に入りはポルトガルのレロ書店、イギリスのバーター・ブックスがベスト。 バーター・ブックスには暖炉に火がついている時期に行きたいです。 メキシコのポルト書店は初夏の頃と、夢が広がります。2014/04/28
ほむら
23
やはり、日本の書店とは根底から違うなと感じます。紹介されている書店は全て海外のもので、すぐに足を運べないのが本当に残念です。「電子書籍やネット販売はライバルではない」…とはいいつつも、やはりどの書店の店長さんもAmazonを気にしてるんだなあと。必ずと言っていいほど話題に出てきますよね。同時に、紙媒体の魅力も。電子メールより手紙の方がやわらかい気がするように、ボールペンではなく万年筆を使うのが礼儀とされたりするように、人は紙の匂いや擦れる音を忘れることはできないのだと思います。2014/01/30
やどかり
21
眺めているだけで、楽しい本だった。メキシコの池の畔に佇むカフェのある本屋さんは寛げそうだなぁ。アメリカの野外本屋さん、雨や嵐が来たらどうなるのかしら。新しい近代的な雰囲気の本屋さんより、椅子やソファがあったり、カフェが併設されていたり、木の匂いのするような本屋さんが好きだ。2014/01/25
魚京童!
17
時間の使い方だよね。本とともに生きる。そんな人達が近くにいるってとてもいい時間の過ごし方だと思う。図書館で予約して、ひたすら読んでいるのとは異なる時間の使い方だ。もっとゆったりしている。なぜ行き急いでいるのだろうか。行き先もわからないのに。そんなことを思うことが必要なのだろう。でも今日から月曜日。せかせかと仕事をするのだ。なぜだろう。土日になると、時間が余ってしょうがないのに、今は、ただ時間に追われている。これをどうにかしたいよね。もっといい時間の使い方があるはずなのに。2024/05/13