内容説明
「もし、あなたの家が、片づけても片づけてもまたすぐに散らかってしまう家だとしたら…それはあなたの責任ではありません。おそらく、あなたの家を設計した人の責任です」片づけの技術論、精神論以前の大問題を建築的に解剖した、「住まいの解剖図鑑シリーズ」第2弾。
目次
1 ヒトの動きを追いかける(片づく家とは?―駐車場が豊富な街は、暮らしやすい。;玄関―港には、巨大な倉庫がお似合いです。;壁面―大きな窓は、たよりない。;リビング―テーブルは万能選手。でも、仕事のさせすぎはいけません。 ほか)
2 すべてのモノには場所がいる(洗濯機―「干す」と「たたむ」の間で。;衣類―「タンス買う」。その決断が命取り。;布製品―日陰者こそ、陽のあたる場所に。;食材―食料は冷蔵庫のみにて生きるにあらず。 ほか)
著者等紹介
鈴木信弘[スズキノブヒロ]
1963年神奈川県横須賀市生まれ。一級建築士、神奈川大学工学部建築学科非常勤講師。横浜の建築家グループ「area045」会員。1988年神奈川大学大学院修士課程修了後、’96年まで東京工業大学工学部建築学科助手を務める。独立後、横浜市に鈴木アトリエ一級建築士事務所を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
326
部屋が何故片付かないのかが深く分析されていて分かりやすかった。2016/07/10
パフちゃん@かのん変更
66
建築士の目で見た片づけやすい家。いいよね。今から家を建てるかリフォームするなら参考になる本。ソファの現実のイラストで笑った~~♪これまでにない感じの片づけ本?2014/02/28
ごへいもち
57
楽しい本だった。まさか忍者が出てきたり全裸男が逮捕されそうになったりwという本だとは。リフォームの時に読んでいればなぁ。まぁ本の出版のほうが後だからしかたがないけど。とてもわかりやすい。これを見ると我が家の掃き出し窓は要らなかったなぁとかいろいろ後悔するけど。次(があれば)はうまくやろう2014/10/09
ぶんこ
55
偏見とは分かっていながら男性建築家の設計した自宅より、生活者としての動線を考えた目線での設計が出来そうな女性建築家に頼むと思っていました。こちらの作者は男性建築家ですが、「家はどのようにつくっておけば散らかりにくいのか」を、住宅設計の根本と考えておられる。「ふむふむ、確かに」と納得することが多かったです。近い将来車椅子生活となるやも知れず、トイレとお風呂場、キッチン家電の増えたキッチンを優先事項としたリフォームを考えているので、少し読んでは頭の中で「あれをこうして、こうなったらどうなるか」と空想を楽しむ。2019/09/06
じゅき
41
はじめに。。の書き出しからウンウンとうなずく。確かに読んだからといってすぐに片付く訳じゃなく、散らかるにも訳がある!という。納得~です。あぁ~家建てる前に読みたかった一冊です。2014/04/04