内容説明
磯崎新インタビュー「僕の決定的瞬間」、ドイツ・東方への旅のスケッチ手帖、初期の木造建築、書き残した言葉など語られざる素顔、知られざる逸話がぎっしり。ル・コルビュジエの５１作品を旅するガイドも満載。
目次
カラーグラビア ル・コルビュジエが遺した三つの宗教建築
磯崎新・巻頭インタビュー―ル・コルビュジエと僕の決定的瞬間
ル・コルビュジエの想起した建築の風景と現代―未完に終わった「第三の」宗教プロジェクト―フィルミニの教会堂
第１章 人間・ル・コルビュジエ（ル・コルビュジエ年表；伝説の人ル・コルビュジエを知るための１８のキーワード ほか）
第２章 ル・コルビュジエへの旅（ル・コルビュジエの遺産を旅する―フランス、スイス、ドイツ、ベルギー、イタリア、ロシア。見る・聞く・歩く現存５１作品完全ガイド；『ル・コルビュジエの手帖―ドイツ紀行』を読み解く ほか）
第３章 ル・コルビュジエの仕事（ル・コルビュジエがつくった木造建築のすべて；フィリップス館、「電子詩曲」の創造 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
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建築といえばコルビュジエコルビュジエというのは、何年経っても読み直されうるからだと、何冊か積んできて思った。 磯崎新はル・コルビュジエの中にあるディオニソス的なものに魅かれている⇒「コルビュジエは後期になると、サヴォワ邸に結晶された、論理的な枠組みでつくられた美しく透明な形態から一変して、人間の肉体を意識するようになっていく。後期になってから、ダイナミックに、ディオニソスのカーニバルのように肉体的に、かつセクシャルな部分に関心をもったことによって、建築にもどこかにそういう不透明な物体が入っていった。」 2017/09/21
