内容説明
症状のこと、治療のこと、生活のこと、家族のこと、仕事のこと。当事者のエピソードをもとに病気と明るく前向きに生きるためのヒントをお教えします。
目次
第1章 統合失調症の症状と治療(統合失調症とはどんな病いか?;統合失調症の症状;統合失調症の歴史;福祉制度を活用する;統合失調症の治療)
第2章 症状と向き合う―当事者の声(謎の「声」との戦い―藤島征史さん;働くって大変だ―渡辺宏美さん;自分の力、仲間の力―高橋美久さん)
第3章 社会参画を目指して(表現の世界で―信頼のつっかえ棒;病気の線引きはどこにあるのか―あべこべの世界)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mukimi
31
マンガなのでとても分かりやすくて読みやすい。脳も、肺や心臓と同じ臓器の1つ。風邪を引いたから風邪薬、血圧が高いから降圧薬、のように、適切な治療法は確立しつつある。社会の理解を少しでも広げられたらこの疾患は回復に近づく。2016/11/02
ステビア
12
ひだクリニックの宣伝って感じだな、あまり体系的な本ではない。2015/10/04
p1n0k0
3
精神科実習中に。この本に登場するクリニックに行ってみたい。私の母もシゾだったので、20年も近くで見てきてよくわかってるつもりだったけど、新たな発見もありました。患者家族にこそ読んで欲しい。いろんな患者さんがいます。恐怖を生み出すのは無知です。そして無知は罪です。事実を正しく知ることから始めよう。特に医学生には、ちゃんと知ってほしい。100人に1人の病気、精神科医だけがわかっていればいいというものではないです。2014/09/25
輝金太
2
マンガで描かれていて解りやすく、当事者でも読みやすい。しかも結構突っ込んで書いてあるので関係者にはおすすめの一冊。 2011/10/31
Makoto Tanaka
1
研修会などでお世話になっているクリニックでの、実在実名実話がマンガ化されているだけに、リアルな手触りのある作品。 勿論上記のような感覚を持たない方でも、統合失調症の色々をわかりやすく教えて貰える一冊。当事者にも支援者にも家族にも読んで貰いたいと思える。